
メガネは毎日使うものだからこそ、レンズの傷って気になりますよね。
「視界に入ると気になるけど、どうすればいいんだろう?」
「自分で何とかできないのかな?」
この記事では、そんなメガネレンズの傷について、原因からお手入れ方法、そして傷ついてしまった時の対処法まで、詳しく解説していきます。
この記事を読めば、メガネの傷に悩むことはもうありません!
目次
メガネレンズに傷がつく原因
メガネの傷ができる原因は様々ですが、主なものとしては以下の点が挙げられます。
①塵と埃
レンズ表面に付着した塵や埃は、メガネ拭きで強く拭くと、レンズに傷をつけてしまうことがあります。
②熱
レンズのコーティング材は熱に非常に弱いです。熱により、レンズ表面のコーティングが収縮しシワができる「熱クラック」と呼ばれる状態になることがあります。
例えば、ドライヤーの熱、バーベキューの炎などの料理の熱、炎天下の車内(特にダッシュボード)など、高温になる場所にメガネを置かないように注意が必要です。
③摩擦
メガネをかけたまま寝たり、バッグにそのまま入れたりすると、レンズやフレームが物に擦れて傷つくことがあります。
④衝撃
メガネを落としたり、ぶつけたりすると、レンズやフレームが破損し、傷ついてしまうことがあります。
⑤経年劣化
長年使用していると、レンズのコーティングが剥がれたり、フレームが劣化したりして、傷つきやすくなることがあります。
レンズに傷がつきにくいお手入れ方法
レンズを長く綺麗に保つためには、適切なお手入れが重要です。
① レンズ表面に塵や埃が付着している場合
水で軽く洗い流し、塵や埃を落とします。(お湯は使用しないでください。)
メガネ拭きで優しく拭き取ります。
② 指紋や汗などの油汚れがレンズに付着している場合
メガネ専用のクリーナーを使用し、優しく拭き取ります。
水で洗い流し、水分をしっかり拭き取ります。
メガネの傷を自分で直すべきではない理由
メガネのレンズに傷がつくと、視界が悪くなり、不快な思いをしますよね。
「自分で何とかできないかな?」
そう思う方もいるかもしれませんが、基本的にメガネレンズについた傷は、基本的に自分では消すことができません。
メガネの傷には、
- レンズそのものについた傷
- レンズのコーティングが剥がれて傷のように見える
の2つのパターンがありますが、どちらの場合でも自分で直すことは難しいです。
その理由は主に2つあります。
①削りすぎるとレンズが変形してしまう
レンズ用のクリーナーや研磨剤を使って磨くと、小さな傷が目立たなくなるように見えることがあります。
しかし、実際には、クリーナーで汚れは落ちても傷は消えず、研磨剤は傷を削り取っているだけで、削り取られた部分がきれいに見えているに過ぎません。
メガネレンズは非常に繊細にできており、少しでも削って変形すると見え方が変わってしまいます。

研磨剤は絶対にNG!
研磨剤や金属磨き、研磨剤の含まれたメガネクロス、歯磨き粉などでレンズの傷を取ろうとするのは絶対にやめましょう。
これらはレンズの傷を消せないばかりか、レンズやレンズのコーティングを削って変形させてしまいます。
レンズを強く拭いたり、研磨すると、表面が荒れてしまい、本来の機能が破壊されて見づらくなります。見え方にズレが生じて焦点が合わなくなったり、度数まで変わってしまう恐れがあります。
②レンズ表面のコーティングが剥がれてしまう
メガネレンズの表面には、ブルーライトカット、傷防止、UVカット、静電気や反射防止などのコーティングが施されています。
標準的なメガネレンズのコーティングは0.001mm以下という薄さで、精密かつ繊細です。
傷を消そうと研磨剤などで擦ると、コーティングが剥がれてレンズや目を守るための役割が果たせなくなり、疲れ目や視力の低下を招きます。
例えば、レンズ上で乱反射が生じるため、目に届く光が均一にならなくなります。これによって目に負担がかかり、眼精疲労の原因になります。
また、反射防止コートが剥がれているメガネは、運転の際、対向車のライトや信号を普段より眩しく感じるので大変危険です。
メガネレンズが傷ついたらすぐに店舗で相談しましょう
メガネレンズが傷ついたら、レンズ交換以外の対処法はありません。
レンズ交換は、一般的なメガネ店であれば、購入した店舗やブランドにかかわらず受け付けてくれます。

とくに活発なお子さんは、メガネレンズが傷つきやすく、なにかと心配になりますよね。千里堂では、子ども用メガネの保証が充実しています!
以下に、交換費用について他社と比較してみました。
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キズ保証 | 1年以内なら無料 | 1年以内なら50%自己負担で交換 | 対象外 |
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メガネレンズの傷を防ぐ方法
①レンズの置き方
メガネを置く際は、レンズを上向きにしましょう。レンズを下向きに置くと、レンズが物に直接触れて傷つく可能性があります。
②保管方法
メガネを使わない時や持ち運ぶ時は、必ずケースにしまいましょう。胸ポケットやバッグにそのまま入れると、レンズが擦れて傷つく原因になります。
③レンズのクリーニング
レンズが汚れた時は、流水で軽く洗い流してから拭くのがポイントです。
まずは、流水でレンズ表面のホコリや汚れを洗い流します。
ティッシュなどでレンズ表面を軽く押さえるようにして水滴を取ります。
最後にメガネ拭きで優しく乾拭きします。
メガネ拭きを使う際は、力を入れすぎないように優しく丁寧に拭くのがコツです。
④高温多湿な場所を避ける
直射日光が当たる場所や、高温多湿になる場所(車のダッシュボード、お風呂場、キッチンなど)にメガネを置かないようにしましょう。60度以上の場所に置くのは特に注意が必要です。高温はレンズの傷だけでなく、コーティングを劣化させる原因にもなります。
⑤その他
- メガネをかける時や外す時は、両手でフレームを持つようにしましょう。
- メガネをかけたまま寝たり、激しい運動をするのは避けましょう。
- 定期的にメガネ店でメンテナンスを受けるのもおすすめです。
まとめ
この記事では、メガネレンズの傷の原因から、日頃のお手入れ方法、そして傷ついてしまった場合の対処法について解説しました。
メガネを長く快適に使うためには、日頃から丁寧な扱いを心がけることが大切です。
もしレンズに傷がついてしまった場合は、自分で直そうとせずに、メガネ店に相談することをおすすめします。
信頼できるメガネ店で、適切なアドバイスを受け、快適な視界を取り戻しましょう。