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即実践!子どもの視力を守るテレビとの適切な距離を目のプロが解説。

即実践!子どもの視力を守るテレビとの適切な距離を目のプロが解説

「いまどきの子どもはテレビよりもYouTubeを観る」といわれて久しいですが、小さいお子さん、面白そうな番組がやっていれば、楽しそうにテレビにかじりつくものです。

ある海外の大学の研究では、子どもが教育番組を観ることで、レディネス(就学前準備)を高めたと示唆する報告がされています。とくに3歳以上の子どもは、その効果が顕著になるのだそう。

やはり子どもとテレビは切っても切り離せない関係です。そこで気にかかるのは「視力」。子どもは視力が変化しやすいため、適切な距離でテレビを観るようにしないと、すぐに目が悪くなってしまいます。

佐々木さん
佐々木さん

消費者庁の調査によれば、裸眼視力が 1.0 未満の子どもの割合は、15歳でなんと約6割に達するといわれています。

視力が発達しきっていない小さいお子さまは、テレビの置く位置や使用ルールに注意が必要です。

それでは実際に、視力を守るためにどれくらいテレビとの距離をとればよいのでしょうか?

この記事では、目の負担をやわらげるメガネラクミエ®」で子どもの視力低下を守る千里堂が、テレビとの適切な距離について説明しつつ、距離以外にも見逃しがちな注意点や対策についてもご紹介したいと思います。

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子どもの視力を守るメガネ」、あります。

視力と集中力の関係をご存じですか?

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視力に適切なテレビの距離

一般的なフルハイビジョンのテレビであれば、画面の高さの約3倍の距離をとると良いとされています。

以下の表が適切なテレビとの距離になります。

サイズフルハイビジョンの最適距離4K、8Kの最適距離
32V型約1.2m約0.6メートル
40V型約1.5m約0.7メートル
46V型約1.7m約0.8メートル
52V型約1.9m約0.93メートル
60V型約2.2m約1.1メートル
70V型約2.6m約1.3メートル

4Kや8Kの場合は高画質のため、「きれいに見える」という点ではハイビジョンよりも少し近づいてみることができます。

しかし、きれいに見えるということだけでなく、視力を守るという意味では4Kや8Kかどうかに関わらず、最低でも1.5m~2mくらい離れた方がよいでしょう。

部屋のサイズに応じてテレビのサイズを決めると、必然的に適切な距離がとりやすくなります。

  • 6畳:24V型~32V型
  • 8~10畳:32V型~40V型
  • 10~12畳:40V型~49V型
  • 12畳~ :50V型以上

テレビの距離が近すぎると視力が悪くなる理由

そもそもテレビを近くで見すぎると、なぜ視力が悪くなるかをご存じですか?

結論をいうと、「人間の目は近くを見るときに最も目に負担がかかる」仕組みをしているのです。近くを見続ける生活を送っていると、目の疲労が蓄積し、結果的に視力低下につながります。

これには科学的な根拠があるのでご説明します。

まず、人間の目は「水晶体」というレンズのような器官の厚みを変えることでピント調整をしながらモノを見ています。

この水晶体の厚みを変えるために働いているのが「毛様体筋」という筋肉です。

「近く」を見る時はこの毛様体筋を収縮させることで水晶体を膨張させ、ピントを合わせています。実はこの状態が最も、目に負担をかけている状態なのです。

よって、近くでテレビを見ると目に負担がかかり、それが眼精疲労視力低下を引き起こすリスクに繋がるのです。

テレビの距離が近すぎると視力が悪くなる理由

また、テレビを見る時は集中して画面を見続けるため、無意識にまばたきの回数が減って目が乾燥し、「ドライアイ」を引き起こします。これも目をさらに疲れさせる原因になります。

特に子どもの視力低下は要注意

特に気をつけなければならないのが、視力が発達しきっていない3歳以下のお子さまです。実際に、3歳以下の子どもが1日2時間以上テレビの視聴を続けることで、小学生になった時に視力が低下するとの調査報告もあります。

参考:幼少期のテレビ視聴は学童期の視力低下につながる(岡山大学)

また、年齢関わらず小さい子どもはついテレビに夢中になり、気づけばテレビをかぶりつくように画面を見ているということもあるかと思います。

興味津々な子どもたちは悪気がなくテレビに夢中になるので、知らず知らずに目が悪くなる行為が習慣化している可能性があります。

距離が近いテレビを見続けて視力が落ちたらどうなる?デメリット5つ

それでは、テレビと適切な距離をとらないことで視力が落ちたらどうなってしまうのでしょうか?ここでは特に、お子さまへの影響を考えてみたいと思います。

①集中力が落ちて学力に影響が出る

ご存じでしたか? 脳が処理する情報の約80%が、目から入る情報なのです。視力が悪くなるということは、脳が処理する情報にも影響がでますし、「よく見えない」という潜在的なストレスがやる気をそぎ、集中力の低下をも招いてしまうのです。

②根本的な改善ができないままメガネをかけることになる

多くの人が、子どもの視力低下に歯止めをかけることができず、最終的にメガネをかけざるを得なくなります。「目が悪くなるから視聴時間を制限している」「できるだけパソコンやタブレットを使わせないようにしている」という対策をしている方もいますが、それは根本的な解決にはなっていません。

③学力や能力に差がでる

「テレビで目が悪くなってしまうんだから、パソコンやスマホも制限しなければ」と考えるのは、自然なことだと思います。しかしその配慮が、かえって子どもの可能性を狭めてしまう可能性があります。

現代は、“デジタルネイティブ”な子どもが、プログラミングや動画編集の分野で活躍するような時代です。

子どもの潜在的な才能や可能性を引き出すには、テレビはもちろんのこと、パソコンやスマホに触れさせる必要があるといえるでしょう。

「目が悪くなるからパソコンやタブレットを制限する」というのは、誰もが考え付く対策ですが、一方で伸び伸びとパソコンやタブレットを使って遊んでいる子どもと、能力的に差がついてしまうかもしれません。

④スポーツに制限がつく

メガネなしで生活できないレベルにまで視力が低下すると、自由にスポーツを選択できなくなるかもしれません。「小さいうちからコンタクトはつけさせたくない」と考えるなら、なおのこと、スポーツは制限されてしまいます。

⑤目つきが悪くなる

目が悪くなると目を細める傾向があります。目を細めた表情が周囲からは目つきが悪いと思われ、学校での対人関係に影響が出ることがあります。

子どもの視力を守るためのテレビを配置するコツや対策

子どもの視力を守るためにできるテレビの配置のコツや、それ以外にできる対策についてご紹介します。

 テレビを適切な距離で配置するコツ

テレビを限られた空間の中に置くには、ちょっとしたコツがあります。

具体的には、以下の対策が効果的です。

  • テレビとの間にテーブルを置く
  • ソファや椅子離れた位置に置く
  • 部屋の広さに合わせてテレビのサイズを選ぶ(適切な距離で見られるようにする)
  • テレビを壁掛けにする(テレビ台より約20cm離すことができる)

距離を離す以外にできる対策

テレビの距離を離すだけでなく、目の負担をやわらげるためにできる対策があります。

まず、テレビを見る時間が長いと思ったら、1時間に1回休憩を挟むと良いです。

休憩時間には以下をやるのがおすすめです。

  • 遠くを見る
  • 目を温める
  • 目をマッサージする

また、近くを見る時の負担をなるべくやわらげるために、テレビを見る時やゲームをする時だけメガネをかけるという方法もあります。

距離を離す以外にできる対策

メガネは目が悪い人が使うものというイメージがあるかもしれません。しかし、実は視力がさほど悪くない人も必要に応じてメガネをかけることで目の負担をやわらげ、結果的に視力を守ることにも繋げることができるのです。

テレビ以外も気をつけよう、スマホやPCとの適切な距離

テレビ以外も気をつけよう、スマホやPCとの適切な距離

現代はテレビ以外でも子供は日常的にスマホやPCを使うことが多くなってきました。テレビ同様、その他のデバイスについても適切な距離をご紹介します。

  • スマートフォン:30cm以上離す
  • タブレット:30cm以上離す
  • PC画面:50cm以上離す

また、寝転がりながらテレビを見たりスマホを操作すると左右の目と対象物との距離に左右差が生まれ、乱視の原因にもなるので姿勢にも気をつけましょう。

まとめ:子どもの視力を守る方法があります!

まとめ:子どもの視力を守る方法があります!

テレビ・パソコン・スマホ・タブレット。現代はテレビ以外にも、子どもたちの視力低下に繋がる習慣がたくさんありますが、「視聴時間を制限する」だけでは根本的な解決にはなりません。

なぜなら、どれだけ視聴時間を制限しても、一カ月の視聴時間を総合すると、長時間目を使い続けていることになるからです。

そもそも、「勉強」じたいが、目を酷使するハードワークなのです。勉強をすればするほど目に負担をかけているのですから、テレビやYouTubeを禁止したところで、本質的には何も変わりません。

わたしたちが認めなければならないのは、現代人は近くを見ることが多いライフスタイルである、ということ。

千里堂は、「近くを見ても目が疲れにくいメガネ」を提案するプロ集団。視力低下だけでなく、集中力の低下・肩こり・頭痛などの問題にもアプローチするメガネを得意としています。

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