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目が疲れたら遠くの緑を見ると良いって本当?嘘?

目が疲れたら遠くの緑を見ると良いって本当?嘘?

皆さん、「緑を見ると目にいい」という噂を聞いたことはないでしょうか?

嘘か本当か分からないこの噂ですが、実はきちんとした科学的な理由で「緑は目にいい」ということが分かっているのです。

今回は札幌にあるメガネ専門店・千里堂琴似店のスタッフが、緑色が目にいい理由とあなたの視力を回復させるのに有効なちょっとしたコツをお伝えします!

緑が「目にいい」のは本当!理由は「可視光線」の波長にある

そもそも可視光線とは「光の波長」

緑が目にいい科学的根拠は「可視光線」という光の法則にあります。

可視光線とは、人間の目が「光」として捉えられる波長範囲にある電磁波のことを言います。

あなたの見える世界があらゆる「」で彩られているのは、網膜が可視光線の波長の違い色の違いとして認識できているからです。ちなみに可視光より波長が長くなると赤外線、短くなると紫外線になります。

参考:東邦大学「高校生のための化学用語集」

目に入る波長の違い=脳が知覚する色の違い

目に入る波長の違い=脳が知覚する色の違い

可視光の中で、

  • 最も波長が長いのが「赤」
  • 最も波長が短いのが「紫」

実は丁度真ん中あたりにあるのが「」になります。

波長の長さによって人間の目は水晶体の厚さを調整しているため、その調整が少ない緑色というのは目にとって一番負担が少ない色になります。

何となく「目が疲れてきた」と感じたら、緑色の物を見ると目を休めてあげることができるのでおすすめです。

緑は心理的にリラックス効果もある

緑は身体的に良いだけでなく、色が与える心理的効果という観点からも私たち人間に良い影響を与えると言われています。

中でも、緑色に「リラックス効果」や「ストレスを和らげる効果」があるというのは、ストレス社会と呼ばれる今を生きる現代人にとって特筆すべき点です。

また、昔から森や山々に囲まれて生きてきた日本人にとって緑色というのは特に馴染みが深く、緑から連想する癒しのイメージというのは大きいのではないでしょうか。

緑は身体的、心理的の両方に良い色ということです。

「遠くの山を見ると目にいい」のは根拠があった

皆さん、もう一つ都市伝説的な噂で「マサイ族の視力は8以上!」と聞いたことはないでしょうか。

実際に視力が8以上あるかどうかは定かではないですが、古くから遠くにいる獲物を捕まえる狩猟を主として生きてきた彼らの目が良いというのは事実です。

「遠くの山を見ると目にいい」のは根拠があった

逆にスマホやパソコンなど「近く」を見ることが多い私たち日本人は常に目が緊張状態にあります。結果としてその目の疲労が視力低下に繋がり、私たちは遠くのものを見る習慣から増々遠ざかってしまっています。

「遠くの山を見ると目にいい」のは根拠があった

「遠くの山を見ると目にいい」というのはその緊張状態にある目の筋肉(=毛様体筋)を動かすことで緊張状態を解すことができるからです。

遠くのものを見る際はぼーっと遠くのものを眺めるのではなく、しっかりと目標を決めて見ようとすることが大事です。言わば、目の筋トレのようなものです。

そして山は緑ですよね?

「遠くの山を見ると目にいい」というのは

目にいい色の「緑」 ×目の負担が少ない「遠く」

ということで目にいい条件が揃った根拠のある言い伝えだったのです。

「緑を見る習慣」を日常に取り入れるコツ

ここまで、緑は目にいいというお話をしてきましたが、これを見て下さっている方で「毎日大自然の中を通勤しています!」という方は少ないのではないでしょうか。

ここでは、私たち現代人が無理なく日常に緑を取り入れるコツをお伝えします。

①観葉植物を育てる

最近は自宅で過ごす時間も増え、家で植物を育て始めたという方も多いかと思います。植物が成長する様子に癒されながら同時に目にも良いので、まだやったことがないという方はぜひ取り入れてみて下さい。

②家具やラグを緑色にする

②家具やラグを緑色にする

ソファやラグを緑色にするだけで、日常で緑を見る機会がぐんと上がります。また、木工家具と組み合わせると家の中がナチュラルで居心地の良い空間になります。

③緑の写真や絵を飾る

美しい自然を撮った写真や緑を基調とした絵を家に飾るとインテリアとして空間が華やぐだけでなく、目にも良い影響を与えます。

どれも簡単に取り入れられるので、ぜひ試してみて下さいね!

目に良くない色は「赤色」と「白色」

ここまで「緑は目にいい」ということをお伝えしてまいりましたが、逆に「目に良くない色」というのはあるのでしょうか?

目が緊張状態に:赤色

赤は交感神経刺激する色になり、神経を緊張状態にする作用があります。脳や体が活動的になるので気分を高揚させるような場面では良いですが、その分目が疲れやすくなります。

目を休ませたい時やリラックスしたい時はなるべく赤を避けるようにしましょう。

強い光は刺激に:白

強い光は刺激に:白

白色自体は目に負担をかける色ではないですが、スマホやパソコンなどの光の量を伴う白は目にとって刺激が強く疲れる原因になってしまいます。

現代は特に仕事でもプライベートでもスマホやパソコンを見る機会が多いです。特に寝る前は極力画面を見る時間を減らすなどの意識が必要です。

さいごに:「近くを見る目に優しいメガネ」あります

ここまでの説明をまとめます。

  • は目にとって一番やさしい色
  • は心理的に「リラックス効果」や「ストレスを和らげる効果」がある
  • 遠くのものを見ることが目の筋トレになり、視力回復に繋がる
  • 「遠くの山を見る」は「緑」×「遠く」でダブルの効果
  • 目を休めたいなら「」とスマホやパソコン画面の「」は避けるべき

目にとって一番負担なのは近くのものを見る時です。

しかし、現代人のライフスタイルではどうしても近いものを見る時間は長くなってしまいますよね。特にデスクワークが多いという方は毎日目を酷使している状態です。

そのような方はいくら日常に緑を取り入れても、根本的な解決をしなければ視力回復はなかなか見込めません。

そこで、皆さまの大切な視力の為におすすめしたいのが「近くの見え方」にこだわったメガネです。目は近くのものを見る時に一番負担がかかる、ということは「近くのものを見る時の負担を減らす」ことを考えてあげれば良いのです。

千里堂琴似店では日常生活で一番使う「近くのものを見る力」に特化したメガネを一人ひとりの視力に合わせてお作りしております。

通常の遠近両用メガネでは実現できない「目の負担軽減」を叶え、お客様の視力回復を第一に考えております。詳しくは『「近くの見え方」にこだわったメガネって?他のメガネとの違いは?』をご覧ください。

千里堂メガネ 琴似店

当店は【完全予約制】にてご案内致しますので、プロのスタッフがお一人お一人のご要望に合ったメガネをご提案致します。

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