「度数をあげてから、目が痛い、頭痛がする……」

「メガネを買い替えるたびに、目が疲れやすくなっている……」

もしあなたがそう感じているなら、それは目が疲れやすくなってしまう度数のメガネを使い続けている可能性があります。

一般的なメガネが「遠くをよく見えること」を追求するのに対し、私たち千里堂が目指す「近くを見るときの負担をやわらげるメガネ」は、デスクワーカーをはじめ、日々目を酷使するライフスタイルの方におすすめです。

この記事では、「楽にみえるメガネ」の定義から、あなたの目の疲れの本当の原因、生活に合わせた最適なメガネの選び方を、千里堂メガネ琴似店が専門的な視点から解説します。

「目が楽になるメガネ」とは？あなたのPC・スマホ疲れを引き起こす原因

千里堂が考える「目が楽になるメガネ」は、近いところを見る際の目の筋肉の負担を最小限に抑えることに特化したメガネです。

あなたの目の疲れの根本原因は、この「近いところを見ること」にあるからです。

①ほとんどのメガネは「遠く」を基準に作られている

一般的なメガネは、遠くの黒板や標識がはっきり見えるよう、視力1.0から1.2くらいを基準に作られています。

しかし、私たちの日常生活のほとんどは、PCやスマートフォン、書類といった近い距離で行われています。

遠くを見るための強い矯正力を持つメガネをかけ続けると、近いところを見る際に目の筋肉（毛様体筋）に余計な負担がかかってしまいます。

②目が疲れるメカニズム：近見時の筋肉の「頑張りすぎ」

人間が近いところを見る時は、目の筋肉を使ってレンズ（水晶体）の厚みを調節し、ピントを合わせる必要がありますが、これは目にとってかなりの負担となります。

一般的なメガネをかけながら、一日中近いところばかり見ると、その筋肉の負担が余計に増幅され、これが夕方の目の疲れ、頭痛、そして視力悪化の原因となります。

③千里堂のメガネの目的は「近見時の負担軽減」

千里堂では、お客様の視力悪化の原因となった近い距離を見る行為に着目し、「その近いところの負担が少しでもやわらぐように」という目的でメガネを作ります。

これにより、あなたの目の筋肉が無理に頑張る必要がなくなり、一日中快適に過ごせる「楽な見え方」を実現します。

【悩み・シーン別】あなたに最適な「目が楽になるメガネ」の選び方

あなたの仕事やライフスタイルによって、「楽になるメガネ」の最適なチューニングは異なります。ここでは、代表的な4つのケースで最適な選び方を解説します。

ケース1：1日6時間以上PC作業をするデスクワーカー

PC画面（約50cm〜70cm）までの距離で、目が最もリラックスできる度数にチューニングされたメガネが必要です。遠くの視力はあえて少し妥協し、中間距離の視野を広くとったレンズを選定します。これにより、長時間モニターを見てもピント調節筋が緊張し続けるのを防ぎ、頭痛や肩こりといった全身の不調の予防につながります。

ケース2：スマホを至近距離で長時間見る（スマホ老眼が気になる）人

スマホを見る極めて近い距離で、ピント合わせの負担をやわらげるレンズを作製します。特に、家の中で長時間スマホやゲームを見る人におすすめです。

ケース3：夕方になると文字がかすむ・ピントが合いにくい人

夕方のかすみは、目のピント調節筋が疲労で限界を迎えたサインです。この症状は初期の老眼が絡んでいる可能性もあるため、目の疲労度を正確に測定し、目が頑張りすぎないように設計します。

「楽になるメガネ」選びで後悔しないために。知っておくべき鉄則

「楽になるメガネ」は、市販されている既製品の中には存在しません。あなたの目と生活に合わせた「その人専用のチューニング」こそが、快適さの鍵です。

①度数が合っていても「楽」とは限らない。使用環境を伝える重要性

一般的なメガネ店では、あなたの視力を測り、「遠くが1.0見える度数」を出すことで完了します。

しかし、楽になるメガネを作るには、「どんなお仕事なのか」「どんなツールを使っているのか」「何をよく見るのか」といった、あなたの職業や生活環境をヒアリングすることが極めて重要です。

この情報に基づいて、お客様専用の「よく見る距離」に合わせたチューニングを行うことが、負担をやわらげることに直結します。

②自己判断はNG！「精密な視力測定」と「プロの問診」が必須

目のピント合わせに使う筋肉の強弱には個人差があり、あなたの目の筋肉の特性を考慮せずにメガネを作ると、かえって負担が増すことがあります。

自己判断で「度を弱くしてください」と依頼するのではなく、専門的な機器で目の筋肉の特性をしっかりと調べ、プロの眼鏡士による徹底的な問診とヒアリングに基づいてメガネを作ることが、後悔しないための絶対条件です。

まとめ

あなたの目の疲れは、「遠くが見えること」を基準にしたメガネと、現代のライフスタイル（PC・スマホ）とのミスマッチによって引き起こされています。

「楽にみえるメガネ」の本当の意味は、「近いところを見ても目の筋肉に負担がかからない」ことです。

遠近両用メガネに慣れないのは、あなたの目や体質が原因ではなく、「目の使い方や疲労度を考慮していないメガネ」が原因である可能性が高いです。

「慣れるまで我慢する」という考え方を捨て、距離にあわせてメガネを使い分けるというスタイルが、遠近両用で失敗しないための唯一の解決策です。

千里堂の目の負担をやわらげるメガネ「ラクミエ®」

千里堂メガネは、この「デスクワークで目が疲れる」という悩みを解決するために、独自のオーダーメイドメガネ「ラクミエ®」をご提案しています。

ラクミエ®は、従来の「視力1.0＝よく見える」という基準から脱却し、お客様のPCとの距離、書類との距離といった「仕事の環境」を徹底的に分析します。

• 90分〜120分の徹底ヒアリング

お客様が最も目を使う中間距離と近距離のバランスを測定し、「最もラクに見える度数」を追求します。

• 目の頑張りをやわらげる

PC作業で酷使されるピント調節筋の緊張を和らげるよう、レンズをフルカスタムでチューニング。目の疲れからくる頭痛や肩こりといった不調の軽減を目指します。

メガネを仕事の「疲労の原因」にするのではなく、「集中力を高めるツール」に変えたい方は、ぜひ一度、千里堂メガネにご相談ください。