メガネは着脱が楽でお手入れも簡単な一方、スポーツをする際はズレてしまったり、見た目のインパクトが強かったりと気になる方もいらっしゃるのではないでしょうか。
一方で、コンタクトレンズは管理がめんどくさかったり、長時間使用しがちな分、ドライアイや疲れ目の原因になったりと必ずしも万能とは言えません。
今回はコンタクトレンズとメガネの長所・短所を解説した上で、人それぞれのライフスタイルに合わせた選び方をご紹介したいと思います。どちらが良いか悩んでいる方必見の内容です!
目次
コンタクトレンズを選ぶのがおすすめの人はこんなタイプ
コンタクトレンズをおすすめした人のタイプをご紹介します。
①運動をすることが多い人
コンタクトはメガネのようにズレを心配する必要がなく、フレームに視界を遮られることもないので運動をする機会が多い人におすすめです。
②メガネで顔の印象を変えたくない人
メガネをかけるとやはり顔の印象というのは変わってしまうものです。おしゃれメガネを楽しむ方もいますが、素の表情を大事にしたいという方はコンタクトレンズがおすすめです。
また、目の色や瞳の大きさを変えて楽しむカラーコンタクトという選択肢もあります。
メガネを選ぶのがおすすめの人はこんなタイプ
次に、コンタクトレンズでなくメガネをおすすめした人のタイプをご紹介します。
①コンタクトレンズの管理や着脱が面倒と感じる方
コンタクトは慣れるまで着脱に時間がかかってしまいます。目の疲労状態によってはなかなかコンタクトをつけれないということも。
また、2WEEKタイプや1MONTHタイプだとコンタクトを衛生的に保つために正しく保管する必要があります。
それに比べメガネの日常的なお手入れはメガネ拭きでレンズを「拭く」だけなので管理が楽ちんです。
②少しでもコストを抑えたい方
コンタクトは1DAYのものだと毎日消費してしまいます。また、2WEEKタイプや1MONTHタイプだと洗浄をするためのケア用品が必要になります。
メガネは一度買えば平均2~3年程度は長持ちするので、コンタクトよりコストがかからない傾向にあります。
③花粉症の方
花粉症の方がコンタクトを使うと、レンズに目やにや花粉が付着して症状が悪化することがあります。
メガネだと花粉症対策ができるレンズやフレームのものがあるので、花粉症をお持ちの方にはメガネがおすすめです。
コンタクトを選ぶ人に知ってほしい特徴
具体的にコンタクトにはどんな長所・短所があるでしょうか。
コンタクトのメリット
- 視界がメガネより広くなる
- 見た目の印象が変わらない
- ズレる心配がない
- 曇らない
特に曇る心配やズレる心配がないというのは、メガネに比べて大きな利点ではないでしょうか。
コンタクトのデメリット
- 目のトラブルの原因となる場合がある
- コストがかかる
- 着脱や管理が面倒
- シーンに応じた使い分けがしにくい
特に簡単に着脱がしにくいという点がコンタクトレンズの難点です。
コンタクトを使用する際の注意点3つ
コンタクトは便利な一方、使い方を間違えると一気に感染症のリスクや視力低下のリスクが高まります。以下、注意点をご紹介します。
①レンズの装用時間を超えて使用しない
コンタクトレンズの装用時間は1日12~16時間が目安です。誤ってつけたまま寝てしまうと、角膜の酸素不足によって眼の抵抗力が弱まり感染症のリスクが高まります。
最悪の場合、角膜腫瘍や角膜上皮障害などの感染症が悪化して失明する可能性もあるので装用時間は必ず守りましょう
②レンズを交換する期限を守る
期限を過ぎたレンズは汚れが付着しやすくなり、装用時の酸素透過率も非常に低くなります。そうすると場合によっては目に細菌が入り感染症を引き起こしたり、角膜を傷つけたりする可能性があります。
角膜が傷つくと視力の低下や失明のリスクも高まるため、期限切れのコンタクトは必ず使用を控えましょう。
③レンズの管理や扱いに注意する
2WEEKタイプや1MONTHタイプの場合、毎日のお手入れがかかせません。洗浄液で清潔に保つだけでなく、レンズが傷つかないよう丁重に扱いましょう。
傷ついたレンズや歪んだレンズは目がゴロゴロと不快なだけでなく、感染症のリスクを高めます。
④自分に合ったコンタクトレンズを使う
度数が合っていないレンズや酸素透過性の低いレンズを使っていると目に負担がかかり、眼精疲労や視力低下を招きます。眼科やコンタクトレンズ専門店で正しい測定をした上で自分に合ったレンズを選びましょう。
自分に合ったコンタクトのおすすめの選び方
どのようなコンタクトレンズのタイプがあるか知ったうえで、自分に合ったものを選ぶことが重要です。
ソフトタイプとハードタイプを選ぶ基準
コンタクトにはソフトタイプとハードタイプがあります。
①ー初めての方はソフトタイプがおすすめ
ソフトタイプはレンズが柔らかいので、初めての方でも目に違和感を感じにくいです。
また、ズレにくいという特徴もあるので運動をする人にもおすすめです。
②ー強い矯正視力が必要な人はハードタイプがおすすめ
ハードタイプは光学性に優れているので、強い近視や乱視の方には優れた視力が期待できるハードタイプがおすすめです。
また、ソフトレンズより目が乾きにくいという特徴もあります。
1DAYタイプと2WEEK以上のタイプを選ぶ基準
コンタクトには使い捨ての1DAYタイプと、長期間使用できてコスパに優れた2WEEKタイプや1MONTHタイプがあります。
①花粉症のある方や使用頻度が少ない人は1DAYタイプ
1DAYタイプはレンズを洗浄したり保管したりする必要がないので、特別なケアいらずで毎回新品のレンズを使うことができます。特に花粉症の方は、微量な汚れでも症状を発症してしまう可能性があるので1DAYがおすすめです。
②毎日使う人や1日の中で付け外しをする人は2WEEK~
毎日使う人は使い捨ての1DAYより、2WEEK以上の方が安くなります。また、1DAYは一度外すと同日であっても再度付け直すことができません。
プールに入るときや仮眠時など、1日の間に付け外しをする場合は2WEEK以上のコンタクトレンズがおすすめです。
その他、コンタクトレンズを選ぶ際のポイントとしては、酸素透過率の高いものを選んだり、必要であればUVカット機能のついたものを選んだりすると良いでしょう。
これからもメガネを使いたい人に知ってほしい特徴
今メガネを使っていてコンタクトにするか迷っている方や、これからもメガネを使いたい人に、改めてメガネの特徴についてもご紹介したいと思います。
メガネのメリット
- シーンに応じた度数の使い分けがしやすい
- UVカット機能やブルーライトカット機能がついたものを選べる
- コンタクトレンズより目の乾燥を感じにくい
- 角膜を傷つけたり感染症を発症させたりするリスクが低い
特にメガネはシーンに応じて必要な時のみかけるということができるので、コンタクトレンズよりも目に負担がかかりにくいということが最大の利点になります。
メガネのデメリット
- 曇りやすい
- 視界が狭まりやすい
- 付けたままの運動が難しい
特にメガネはズレやすいという点があるので、運動を頻繁にする人には向いていません。
メガネを使用する際の注意点3つ
メガネは間違った使い方をすると眼精疲労を招いたり、視力低下を招いたりすることがあります。以下、注意点をご紹介します。
①度数の合ったレンズを使う
コンタクトレンズと同様、自分の視力を正しく測定した上で自分に合ったレンズを選ぶことが重要です。
合わないレンズを使い続けると目の筋肉である毛様筋が緊張し、眼精疲労や視力低下を招きます。
②遠近両用メガネは万能ではない
遠くも近くも1本で済ませることができ、一見便利に見える遠近両用メガネですが実は使い方によって目に負担をかけてしまう場合があります。
特にデスクワークなどで近くのものを見るときに集中するときは、「近く」を見ることに特化したメガネを装着することをおすすめします。
詳しくは『実は「遠近両用」は見にくい!?デスクワークの人が勘違いしているメガネレンズの仕組み』をご覧ください。
③プロにフィッティングしてもらう
目とレンズの位置を正しく調整するフィッティングはメガネの効果を最大限発揮するために非常に重要な作業です。フィッティングが正しくできていないとメガネの部品が顔に食い込んで痛みを引き起こしたり、見え方に違和感を覚えたりしてしまいます。
メガネ屋によってそのフィッティングの技術にはバラつきがあります。時間をかけて丁寧にフィッティングを行ってくれるメガネ屋を選びましょう。
自分に合ったメガネのおすすめの選び方
結論:自分に合った「メガネ選び」=適切な「メガネ屋さん選び」
メガネのレンズやフレーム選びは、素人が一人でできるものではありません。
まずは信頼できるメガネ屋さんを選んで相談することが重要です。
メガネのフレーム選びもそれぞれに与える印象の特徴があるので、プロのスタッフに聞くのがおすすめです。せっかくならメガネのファッション性を利用しておしゃれを楽しんでみましょう。
ビジネスで使いたいという男性の方は、『男性ビジネスマン必見「スーツに合うメガネの選び方」成果をだすできる男のメガネとは』を参考にフレームを選んでみて下さい。
メガネよりもコンタクトの方が目が疲れやすい理由
ここまで、コンタクトレンズとメガネを比較してきましたが、いかがでしたか?
最後に、メガネよりもコンタクトレンズの方が疲れやすい理由についてご説明したいと思います。
普通コンタクトレンズは遠くまで見えるようにピントが調整されています。ただ、その度数のままで近くのものを見ようとすると、目のピントを調整する毛様体筋の負担が増えて眼精疲労が起こりやすくなります。
特にデスクワークが多い方がコンタクトレンズを使い続けると、ドライアイも併発してさらに目の不調を招く結果になります。
最近目に疲れを感じやすいという方は、コンタクトレンズの使用頻度を減らしたり、次で説明するメガネとの併用を検討してみて下さい。
コンタクトを使う人はメガネの併用をおすすめします
コンタクトレンズにもたくさんのメリットがあり、やはりコンタクトレンズを使いたいという方は多いのではないでしょうか?
そういう方にはメガネと併用するという方法をおすすめします。
例えば、デスクワークが多く近くを見ることが多い日はコンタクトレンズではなくメガネをかけるようにします。
また、どうしてもコンタクトレンズで過ごしたいという時は、近くをみるときだけコンタクトの上からメガネをかけるということもできます。
ライフスタイルや目の調子に合わせて、コンタクトレンズとメガネを柔軟に使い分けると良いでしょう。
さいごに:札幌千里堂メガネ琴似店はコンタクトと併用しやすいメガネをご提案しています
ここまでの話をまとめます。
- 運動をする人やメガネで印象を変えたくない人は、コンタクトレンズがおすすめ
- コストを抑えたい人や花粉症の人、手間をかけたくない人はメガネがおすすめ
- コンタクトはズレる心配はないが、目に負担がかかりやすい
- メガネの利点を最大限生かすためにはプロのフィッティングが命
- 自分に合ったメガネを選ぶには「メガネ屋さん選び」が最も重要
- デスクワークが多い人はメガネを使うかコンタクトレンズと併用する
私ども千里堂琴似店では、お客様一人ひとりのご要望やライフスタイルに合わせてメガネをご提案しております。
特に「近くの見え方」にこだわり、お客様がいずれコンタクトレンズもメガネも使わなくて済むよう、お客様の視力回復を第一に考えメガネをお作りしております。
目は体の重要な器官です。間違ったコンタクトレンズやメガネの使い方をし続けると、取り返しのつかないことになりかねません。
「最近目が悪くなってモノが見えにくくなってきた」「眼精疲労で頭痛を感じる」など、お悩みの方はぜひ一度千里堂琴似店へお越し下さい。
メガネを作る流れ当店は完全予約制になります。ご予約はこちらからお願いいたします。
また、ご来店時には30分〜2時間の問診がありますのでお時間に余裕を持ってお越しいただきますようご協力をお願いいたします。