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メガネフレームの種類を徹底解説 | 特徴・似合う顔・選び方を丸ごと解説。

メガネフレームの種類を徹底解説 | 特徴・似合う顔・選び方を丸ごと解説。

メガネのフレームには、フレームの形から素材まで、さまざまな種類があり、それぞれにメリット・デメリットがあるのが特徴です。

今回は札幌市西区にある千里堂メガネ琴似店が、一般的なメガネフレーム8種類の特徴やメリット、デメリットを徹底的に解説します。メガネ選びで迷われている方は、ぜひ参考にしてくださいね。

種類①メガネフレームの「形」(シェイプ)

まず最もわかりやすいのは、メガネフレームの「形状」(シェイプ)です。フレームにはさまざまな形状があり、選ぶフレームによって顔の印象が大きく変わります。自分に似合うフレームや、見せたい印象を演出してくれる形状を選ぶことが重要です。

フレームの形を選ぶ際は、自分の顔の形との相性が非常に大切です。いまいちど、自分の顔の形がどれに該当するのかを確認しておきましょう。

1.スクエアフレーム

スクエア型フレーム

スクエア型とは、四角いタイプのフレームのことです。レンズの幅が横に広いので、しっかりとした視野を確保できます。

【メリット】

  • 知的な印象を与えるため、ビジネスシーン使用に向いている
  • 輪郭を引き締めてシャープな顔になる

【デメリット】

  • 堅苦しい印象を与える
  • 顔の角張った印象が強調されるので四角顔さんには似合わない

【似合う顔の形】

  • 【面長顔】顔の長さをカバーしてくれる
  • 【丸顔】顔の丸みをカバーすることができ、輪郭をシャープに見せてくれる

2.オーバルフレーム

オーバル型フレーム

オーバル型とは、卵の形をしたような楕円形のフレームのことです。人気の定番フレームで、豊富なデザインがあります。

【メリット】

  • やわらかい印象を与える
  • 落ち着いた雰囲気を演出できる

【デメリット】

  • 顔の丸さを強調するため、丸顔の人には似合わない
  • ストリート系やヘビメタ系のファッションとの相性が悪い

【似合う顔の形】

  • 【四角顔】顔の形とは真逆のフレームなので、やわらかい印象を与える
  • 【逆三角顔】あごの細さを引き立ててくれる

3.ウェリントンフレーム

ウェリントン型フレーム

ウェリントン型とは、やや丸みを帯びた台形が逆になったような形をしたフレームのことです。

【メリット】

  • クラシックで知的な印象を与える
  • 年齢や性別を問わず、幅広く使えるデザイン

【デメリット】

  • 顔が小さい人がつけるとメガネが悪目立ちする
  • 鼻の幅が狭いと固定しにくい

【似合う顔の形】

  • 【四角顔】角が丸めのものを選べば、堅い印象が和らぐ
  • 【面長顔】縦幅の長さで顔が小さく見える

4.ボストン型フレーム

ボストン型フレーム

ボストン型とは、縦幅が広く、フレームの下部分の幅が少し細くなっている形をしたフレームのことです。

【メリット】

  • 角がないので顔の印象を優しく見せることができる
  • カジュアルシーンでもビジネスシーンでも使えるデザイン

【デメリット】

  • テンプルが細いものが多いため、素材によっては壊れやすい
  • メガネのリムが太いものだと、古臭い印象を与える

【似合う顔の形】

  • 【逆三角顔】輪郭を強調しずぎず、優しい印象を与える
  • 【四角顔】曲線のあるフレームなので、直線的な輪郭をカバーできる

5.ティアドロップフレーム

ティアドロップ型フレーム

ティアドロップ型とは、名前のとおり涙のしずくのような形をしたフレームのことです。

【メリット】

  • レンズが大きめなので、顔の長さをカバーできる
  • ワイルドな印象を与える

【デメリット】

  • 大きすぎるフレームだとメガネが不自然に浮いてしまうことがある
  • 縦幅が長いものだと間抜けに見えてしまうことがある

【似合う顔の形】

  • 【面長顔】顔の長さをカバーできる
  • 【丸顔】大きめのものを選ぶと小顔効果が期待できる

6.ブローフレーム

ブロー型フレーム

ブロー型とは、レンズを囲むフレームの上部分がボリュームのあるデザインになったフレームのことです。

【メリット】

  • 凛々しい印象を与える
  • おしゃれな雰囲気を演出できる

【デメリット】

  • ダサいと言われることがある
  • 顔が濃い人には似合わない

【似合う顔の形】

  • 【面長顔】縦に長い顔の形をカバーしてくれる
  • 【丸顔】クールな雰囲気を演出できる

7.ラウンドフレーム

ラウンド型フレーム

ラウンド型とは、レンズがほぼ丸に近い形をしているフレームのことです。

【メリット】

  • 優しく柔らかな印象を与える
  • 個性的な雰囲気を演出できる

【デメリット】

  • レンズが大きいとコミカルな印象を与えることがある
  • 丸顔の人がかけると顔の丸さを際立たせてしまうことがある

【似合う顔の形】

  • 【逆三角顔】フェイスラインをきれいに見せることができる
  • 【面長顔】顔の長さをカバーできる

8.フォックスフレーム

フォックス型フレーム

フォックス型とは、キツネの目のように吊り上がった形をしているフレームのことです。目尻側に向かって、リムが太くなっています。

【メリット】

  • キリッとした印象を与える
  • スタイリッシュで知的な印象になる

【デメリット】

  • 顔がキツく見えてしまうことがある
  • 怖いイメージを与えてしまうこともある

【似合う顔の形】

  • 【丸顔】シャープな印象を与える
  • 【面長顔】面長の顔の長さをカバーしてくれる

種類②メガネフレームの「リム」

メガネを選ぶ上で、意外と知られていないのが「リム」の存在です。リムとは、レンズを縁取るフレーム部分のことを指し、種類によって印象や機能が大きく変わります。

1. フルリム:安定感と存在感のある定番スタイル

レンズ全体をぐるっと囲んだ、最も一般的なフレームです。

黒縁メガネなどが代表例で、しっかりとした作りで丈夫なのが特徴です。

安定感があり、顔立ちを引き締める効果も期待できます。

「S-05T H」(999.9)引用元

2. ハーフリム(ナイロール):軽やかで洗練された印象

レンズの上半分だけを囲んだ、スタイリッシュなフレームです。

フルリムに比べてリムの存在感が薄いため、顔なじみが良く、優しい印象を与えます。

軽量でかけ心地が良く、女性や細身の男性に人気があります。

ただし、レンズ下半分は糸で支えているため、定期的な交換が必要です。

「S-160T」(999.9)引用元

3. リムレス(フチナシ):開放感と自然な印象

レンズのみで構成された、最もシンプルなフレームです。

まるで素顔のようにメガネをかけられるため、自然な印象を与えます。

フレームが目立たないため、普段使いやメイクを重視する方におすすめです。

ただし、レンズが傷つきやすく、衝撃にも弱いという点に注意が必要です。

「O-15T」(999.9)引用元

4. アンダーリム(逆ナイロール):個性的なスタイルを演出

レンズ下半分だけを囲んだ、ユニークなデザインのフレームです。

個性を演出したい方や、ワンポイントとして取り入れたい方におすすめです。

ハーフリムとは逆の印象を与えるため、メガネ選びに変化を加えたい方にもぴったりです。

「JP-024」(JAPONISM)引用元

5. ブロー(サーモント):おしゃれメガネの代名詞

メガネの「ブロー」とは、眉毛部分の太めのフレームと、中央のブリッジが一直線に繋がったバー状のデザインを指します。近年、ファッションアイテムとしても注目を集めており、メガネ選びの選択肢の一つとして人気が高まっています。

「S-930T」(999.9)引用元

6. ネオプラスチック:有名国産メガネブランドの新機軸

国産メガネブランドの金字塔「999.9」(フォーナインズ)が提供するNP(ネオプラスチック)は、従来のプラスチックフレームのデメリットを解消することを目指した独自のスタイルです。フォーナインズならではの視点で見直し、メタルで培った機能と品質を基にメタルパーツを組み込むことで、フォーナインズを象徴するプラスチックカテゴリーを生み出しました。

「NP-45」(999.9)引用元

「NP-150」(999.9)引用元

7. コンビネーション:異素材の組み合わせで光る個性

メガネの「コンビネーション」とは、異なる素材を組み合わせることで、独特な魅力を生み出すフレームデザインです。メタルとプラスチックの2つの素材を巧みに融合させています。

「M-16」(999.9)引用元

種類③メガネフレームの「素材」

メガネの種類を大別すると、「プラスチックフレーム」(セルロイドとアセテート)と「メタルフレーム」の2タイプに分かれます。単純に見た目が違うというだけではなく、使いやすさや掛け心地といった機能的な違いがあります。

またそれだけでなく、「鼈甲」「ゴールド」「バッファローホーン」「シープホーン」など、よりラグジュアリーな素材も存在します。

1.メタルフレーム

メタルフレームとは、文字通り、金属製のフレームのことを意味します。金属と一言でいっても、種類はさまざまです。1980年代にメガネの聖地・鯖江で開発された「チタンフレーム」をはじめ、ニッケル合金やプラチナなど、現代のメタルフレームは材質や価格の面で多様化を極めています。

メタルフレームの歴史はとても古いんです。少なくとも、メタルフレームが主流で人気だった1970年代までは老若男女問わず、メタルフレームのメガネがごく一般的だったといわれています。

ところが1990年代には、すでに安価でデザイン性の高いプラスチックフレームが市場を席巻し、メタルフレームは主流の一線から退いた印象を受けます。その当時から「メタルフレームは中年以降の世代が選ぶメガネ」というイメージを持つ人も増えたかもしれませんね。

1990~2000年代の中ごろまでは、とくに若者の間でプラスチックフレームが主流でした。しかし最近では、クラシックブームが到来し、メタルフレームは、古くて新しい最先端のファッションとして再評価されてきているようです。

【メリット】

  • 知的で上品にみえる
  • シャープでスッキリした印象を与える
  • 加工しやすい
  • 意外に軽い

【デメリット】

  • 比較的高価になりがち
  • デザインの自由度はあまりない
  • 金属アレルギーの人は要注意

「S-925T」(999.9)引用元

2.セルフレーム

セルフレームとは、プラスチック製のメガネフレームのことをいいます。メガネのフロント部分(中心)がプラスチックなどの素材で作られています。一般的に、セルロイドやアセテートという素材を使用して作られています。普通のメガネと比べてフレーム部分が太めとなっているのが特徴です。

【メリット】

  • 生産時にコストがかからないため、比較的安価で購入できる
  • 衝撃に強くて壊れにくい
  • 加工しやすい素材なので、デザインが豊富

【デメリット】

  • 頑丈に作る必要があるため、フレームが太め
  • フレームが太めなので見た目の主張が強い
  • 皮脂や化粧品に付着したまま放置していると劣化が早くなる

「AP-13」(999.9)引用元

3.鼈甲(べっこう)

メガネフレームの最高峰とも称される「べっ甲フレーム」。その歴史は古く、日本で作られた最初の眼鏡フレームはべっ甲製だったとも言われています。素材となるのは、ウミガメの中でも希少価値の高い「タイマイ」の甲羅です。主にカリブ海やインド洋など、水温の高い海に生息するタイマイの甲羅は、独特の美しい模様と深みのある色合いを持ち、古くから装飾品や工芸品として珍重されてきました。

べっ甲は高価な素材として知られていますが、その中でもランクと価格帯に大きな差があります。基本的には、材料の希少性と美しさに比例し、色が濃いほど安価で、色が薄く透明度が高いほど高価になります。特に、鮮明な琥珀色と美しい木目を持つ「金べっ甲」は希少価値が高く、最高級のべっ甲フレームとして珍重されています。

もともと高値で取引されていたタイマイの甲羅でしたが、1973年に採択されたワシントン条約によって、その数年後から輸入が禁止されてしまいました。これにより、べっ甲はさらに希少価値の高い素材となり、価格も高騰しています。現在流通しているべっ甲は、ワシントン条約施行前に輸入されたもの、もしくは飼育下で繁殖されたタイマイの甲羅から作られたものです。

「S-163T」(999.9)引用元

「NP-10B」(999.9)引用元

4.ゴールド

メガネの「ゴールド」は、金縁のメガネフレームや金合金を使ったメガネフレームを指します。それぞれ異なる魅力を持ち、長年多くの人々に愛され続けています。金縁メガネは、顔なじみの良い薄い色合いで、レトロでクラシックな雰囲気を醸し出します。知的で落ち着いた印象を与え、どんなスタイルにも合わせやすいのが魅力です。シンプルなデザインのフレームを選ぶと、より洗練された印象になります。

「G-22」(999.9)引用元

5.バッファローホーン

メガネフレームとして一般的に使われるバッファローホーンは、主に家畜としてアジアやアフリカで飼われている水牛の角です。中でも、西インドやネパール産のものは高品質とされています。その風合いは、べっ甲のような艶やかさと自然素材の温かみを兼ね備え、上品な存在感を漂わせます。希少価値の高いべっ甲に比べ、バッファローホーンは比較的安価で購入できるという魅力もあります。

「NPM-10BF」(999.9)引用元

自分に合うメガネフレームの選び方

自分に合うメガネフレームの選び方は?

前述したとおり、メガネにはさまざまな形・素材があります。メガネのフレームの形や素材の種類がわかったところで、自分に合うメガネフレームの選び方を確認しておきましょう。

顔の形に合うフレームを選ぶ

メガネを選ぶ際は、自分の顔の形とは違うタイプのフレームを選ぶことをおすすめします。なぜなら、顔の形と同じだったり、似たような形をしていたりするメガネを選ぶと、顔のラインが強調されてしまい、不自然な印象を与えてしまうからです。

フレーム別でご紹介したそれぞれの似合う顔の形を参考にして、自分に合うメガネを選んでみてくださいね。

顔の幅に合わせて選ぶ

メガネを選ぶときには、顔の幅と合わせて選ぶことも大切です。たとえば、顔幅より広いメガネフレームをかけた場合、バランスが崩れ、目が寄って見えることがあります。

顔の幅と同じだったり、少し幅の狭いものにしたりすることで、顔全体のバランスが整って見えるようになるため、すっきりとした印象を与えられるでしょう。

自分に合うメガネがわからないならメガネの専門家に相談を

自分に合うメガネがわからないならメガネの専門家に相談を

自分に合うメガネがわからない場合は、メガネの専門家が在籍するメガネ店に相談することをおすすめします。多くのメガネ店には、メガネに関する知識を豊富に持つスタッフが在籍しているからです。

千里堂ではお客様のお顔に合わせて細かな調整を行います

札幌市西区にある千里堂メガネ琴似店では、お客様のお顔に合わせて細かな調整をしてメガネのフィッティングを行っています。メガネを正しいかけ方でかければ、どんな顔の形をしていても似合うメガネになるからです。

また、千里堂ではフィッティングのご相談だけでなく、徹底したヒアリングのもと「近くの見え方」にこだわったオーダーメガネを作ることができます。興味のある方は、LINEやお電話などでお気軽にお問い合わせください。

お問い合わせ

まとめ

メガネには、以下のようにさまざまな形と素材のフレームがあります。

フレームの形
  • スクエア型
  • オーバル型
  • ウェリントン型
  • ボストン型
  • ティアドロップ型
  • ブロー型
  • ラウンド型
  • フォックス型
フレームの素材
  • メタル系:チタン
  • メタル系:ステンレス
  • メタル系:アルミ
  • プラスチック系:セルロイド
  • プラスチック系:アセテート
  • プラスチック系:樹脂

形や素材の特徴やメリット、デメリットをきちんと理解することで、自分に合うメガネを見つけ出せます。しかし、いざメガネを選ぶとなると本当に似合っているのかと不安になる方もいるはずです。そんなときは、ぜひ千里堂メガネ琴似店までご連絡ください。千里堂がお客様に合うメガネを選ぶ際のお手伝いをさせていただきます。
網走などの道東にお住まいの方で、メガネフレームの選び方などに悩んでいる場合は千里堂メガネ網走本店までご相談ください。

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