ブローとは、眉毛のように太い上部のリムが特徴的なメガネフレームです。英語の「eyebrows(眉毛)」が由来で、まさに眉毛をフレームで表現したようなデザインと言えるでしょう。
ブロータイプは、色っぽさと知的さを兼ね備えた、“ザ・おしゃれメガネ”の代表格。近年は若手アーティストが好んでかけているため、20代を中心に人気を集めています。垢ぬけたファッションを楽しみたいという方には、ぜひ一本持っておきたいところです。
この記事では、フィッティングのプロ・眼鏡作製技能士(国家資格)が在籍する千里堂が、ブロータイプのメガネフレームについて解説します。
またこの記事のオリジナリティとして、「どうしてもブロータイプをかけこなしたい」という方のために、髪型やファッションなどの工夫方法をご提案しています。ぜひ参考にしてみてくださいね。
目次
ブロータイプの主な特徴
- 上部のリムが太く、眉毛のように見える
- 下部のリムは細く、メタルやフレームレスが多い
- ブリッジはプラスチックとメタルの2種類
- プラスチック製ブリッジは存在感があり、メタル製ブリッジはすっきりとした印象
- 個性的でオシャレな印象を与えられる
- 丸顔や面長の方によく似合う
- 目元を強調する
ブローメガネが似合うのは丸顔と四角顔
愛嬌のある丸顔の人、クールな四角顔の人には、フェイスラインがやさしく見えるブローメガネとの相性抜群です。
丸顔の人は、ブロータイプが醸し出す知的な印象で、大人可愛い雰囲気に。優しげな笑顔と知的な眼差しが、周囲を魅了するでしょう。
四角顔の人は、ブロータイプがもたらす柔らかいラインで、クールな印象を和らげ、エレガントさを演出。クールさと知的な雰囲気が絶妙に混ざり合い、洗練された印象を与えてくれます。
眉毛が薄い人もブローメガネが似合うと言われる理由
もともとブローメガネは、1950年代にアメリカで誕生した「サーモントメガネ」が原型です。
アメリカ陸軍のモント氏という人物は、眉毛が薄く、威厳に欠けるという悩みを抱えていました。
そんな彼の悩みを聞きつけたのが、アメリカ陸軍御用達の眼鏡メーカー「American Optical」でした。彼らは、モント氏の威厳を高める眼鏡を作ることを決意しました。
試行錯誤の末、「American Optical」は眉毛のように太い上部のリムを持つ眼鏡を完成させました。これが、後に「サーモント」と呼ばれることになるメガネです。
名前の由来はもちろん、モント氏の名前「Mont」と、将校を意味する「Sir」を組み合わせたものです。
サーモントメガネは商標ですが、ブローメガネはメガネの種類の名称として位置づけられます。したがって、ブローもサーモントと同様に、眉毛が薄い人にぴったりのメガネなのです。
「似合わない」と思ったときの工夫5つ
①眉毛を薄くしてみる
まずは眉毛を薄くしてみましょう。ブローメガネの良さを最大限生かす方法です。
②眉毛を直線にしてみる
メガネフレームのラインと眉毛のラインを合わせるのが似合うメガネの王道です。ブローメガネの上部フレームは直線的なので、眉毛も合わせてみましょう。
③メンズの髪型はバーバースタイルで額を出してスッキリ
クロップスタイル、フェザーアップスタイル、ハードパートスタイル、ロイドスタイル、フェードスタイルなど……額を出してスッキリさせた男らしいアメリカンバーバースタイルは、同じアメリカ生まれのブローメガネと非常に相性が良いです。
④似合っている人のファッションを真似る
カチッとしたビジカジ系はもちろん、アメカジ・バイカー・ヒップホップ系まで幅広くカバーできるのも、ブロータイプの魅力です。髪型との組み合わせも考慮しながら、実際にブローをかけこなしている人のファッションを参考にしてみましょう。
⑤プロにフィッティングしてもらう
視力測定の精度、レンズ加工の精度、フィッティングの精度。同じフレームでも、通常の販売員と眼鏡作製技能士(国家資格)とでは、かけ心地・見え心地に大きな差がでます。顔の形とメガネを「仕立てる」のは、プロの仕事です。
フィッティングなら千里堂におまかせください
掛け心地は、メガネ使用の快適性と関わるものです。仕立てが不完全だと、「メガネが重く感じる」「顔にフレームが触れている感触が落ち着かない」といった不快感を与えてしまいます。
また見え心地は、目の疲れ・視力・集中力と関わります。目の位置とレンズの位置がズレていると、正しくものを見ることができないため、目に余計な負担をかけてしまうことになります。
千里堂は国家資格である一級眼鏡作製技能士が在籍し、最適な掛け心地・見え心地を提案いたします。
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