メガネフレーム「オーバル」とは、横に長い楕円形のフレームを指します。数あるフレームの中でも最も定番的なタイプであり、子供から年配の方まで、男女問わず幅広い世代に愛されています。

長年愛され続けている定番だからこそ、オーバル型フレームのデザインは実にバラエティ豊富。フレームの素材や色、リム・テンプルの太さ、レンズの大きさなど、豊富なバリエーションから、きっとあなたにぴったりの1本を見つけることができます。

クセがなくシンプルなデザインは、どんな顔型にも合わせやすく、すっきりと馴染んでくれます。初めてメガネをかける方や、自分に似合うメガネを見つけたい方にもおすすめの形状です。

この記事では、フィッティングのプロ・眼鏡作製技能士（国家資格）が在籍する千里堂が、ウェリントンタイプのメガネフレームについて解説します。

またこの記事のオリジナリティとして、「ワンランク上のかけこなしがしたい」という方のために、髪型やファッションなどの工夫方法をご提案しています。ぜひ参考にしてみてくださいね。

オーバルメガネの特徴

オーバルは英語で「卵型・楕円形」という意味。その名の通り、オーバル型メガネは、縦よりも横の長さの方が長い楕円形型のメガネです。ボストンやウェリントンと比べて、フレーム自体が小ぶりであるのも特徴です。

幅広い世代に愛される普遍的なデザイン

性別や年齢に関係なく、比較的どんな人にも似合うデザインなので、愛用者が多いのが特徴です。定番・人気のフレームである分、デザインの種類も豊富で、個性や好みに合わせて選ぶことができます。

知的で落ち着いた印象を与える

オーバル型メガネは横に幅があるデザインでありながらも、小ぶりでさりげなくかけられるため、知的で落ち着いた印象に仕上がります。また、丸みがあるので優しい印象にも見せられるでしょう。

シーンを選ばない万能アイテム

クセのない定番の形であるオーバル型メガネは、カジュアルな服装でもフォーマルな服装でも合わせやすく、活躍するシーンが幅広いです。ただし、ストリート系やロック系などのファッションはオーバル型メガネが持つ印象と相反するので、合わせるのは避けた方が無難でしょう。

オーバルメガネが似合う顔

オーバル型メガネは、その優しい曲線が顔の印象を柔らかく見せ、どんな人にも似合うと人気の高いメガネフレームです。しかし、顔型によって似合うデザインは微妙に異なります。ここでは、輪郭がベース型、逆三角形、目が小さめの方におすすめのオーバル型メガネの選び方をご紹介します。

輪郭がベース型

オーバル型の曲線的なラインが、直線的で角張った輪郭をカバーし、柔らかい印象に仕上げてくれます。

似合うデザイン

縦幅が広いもの、フレームが太いものなど、存在感のあるデザインもOK。大きめのフレームを選べば、小顔効果も期待できます。

かけこなすポイント

インパクトのあるデザインのオーバル型メガネをかければ、輪郭の印象が強くなりやすいベース型の顔とのバランスが取りやすいでしょう。

輪郭が逆三角形

シャープな印象が強い逆三角形の輪郭の人にも、曲線的なフレームがシャープな印象を和らげてくれます。

似合うデザイン

縦幅のあるデザインを選ぶと、三角形の印象を和らげてバランスが取りやすいです。個性的なデザインも似合い、レンズの下部分だけにフレームがあるアンダーリムタイプのメガネなど、デザインで遊んでみるのもおすすめです。

かけこなすポイント

フレームの太さには注意が必要。逆三角形の人は小顔の人が多いため、メガネそのものの存在感がありすぎると浮いた印象になります。そのため、なるべく細めのフレームを選びましょう。

目が小さめ

存在感が強めのメガネをかけると、余計に目が小さく見えてしまうことがあります。その点、シンプルなデザインのオーバル型メガネは、目が小さい人にもぴったりです。

似合うデザイン

レンズが小さくフレームが細いもの、縁のないリムレスタイプなどが特におすすめ。目元のラインに近く、クセのないものを選びましょう。

かけこなすポイント

目の大きさを強調するような、派手な装飾や太いフレームは避けましょう。

「似合わない」と思ったときの工夫

1. フレームのサイズや太さを変えてみる

●フレームのサイズが大きすぎる場合
小ぶりなフレームを選ぶことで、顔全体が優しく華奢な印象になります。

●フレームのサイズが小さすぎる場合
大きめのフレームを選ぶことで、顔立ちを強調することができます。

●フレームが太すぎる場合
細めのフレームを選ぶことで、顔全体の印象を軽やかにすることができます。

●フレームが細すぎる場合
太めのフレームを選ぶことで、存在感を出すことができます。

2. フレームの色を変えてみる

●顔色が暗い場合
明るい色のフレームを選ぶことで、顔色を明るく見せることができます。

●顔色が明るい場合
暗い色のフレームを選ぶことで、顔を引き締めることができます。

●クールな印象を与えたい場合
シルバーやブラックなどのクールな色のフレームを選ぶ。

●優しい印象を与えたい場合
ベージュやピンクなどの優しい色のフレームを選ぶ。

3. フレームの素材を変えてみる

●プラスチック製のフレーム
カジュアルな印象を与えたい場合におすすめです。

●メタル製のフレーム
フォーマルな印象を与えたい場合におすすめです。

●セルロイド製のフレーム
高級感のある印象を与えたい場合におすすめです。

4. フレームと眉毛のラインを合わせる

メガネのフレームと眉毛の距離は、顔の印象を大きく左右する重要な要素です。バランスが悪いと、間の抜けた印象や老けた印象を与えてしまう可能性があります。

特に重要なのは、以下の2点です。

• メガネ上部のラインと眉毛の形が平行であること
• メガネ上部のラインと眉毛が重ならないこと

これらのポイントを意識することで、より洗練された印象を与えることができます。

オーバル型のフレームは、楕円形でカーブがあるため、アーチ眉との相性が抜群です。

5.ファッションを変えてみる

オーバル型のメガネは、曲線的なラインが特徴なので、直線的なラインの服装と合わせるとバランスが良く取れます。

スーツやジャケットなど、フォーマルタイプの服装と相性がいいでしょう。

6. 眼鏡店で相談してみる

上記の方法を試しても、自分に似合うメガネが見つからない場合は、眼鏡店で相談してみるのも良いでしょう。眼鏡店では、顔型やパーツのバランスを見ながら、最適なメガネを選んでくれます。

似合うメガネはプロがつくる！眼鏡作製技能士がいるお店でオーバルメガネを選んでほしい理由

掛け心地は、メガネ使用の快適性と関わるものです。仕立てが不完全だと、「メガネが重く感じる」「顔にフレームが触れている感触が落ち着かない」といった不快感を与えてしまいます。

また見え心地は、目の疲れ・視力・集中力と関わります。目の位置とレンズの位置がズレていると、正しくものを見ることができないため、目に余計な負担をかけてしまうことになります。

千里堂は国家資格である一級眼鏡作製技能士が在籍し、最適な掛け心地・見え心地を提案いたします。

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おすすめのオーバルメガネ5選

千里堂が扱っている国産ブランド「999.9」から、オーバルメガネをいくつかご紹介します。

M-78

美しいプラスチックと繊細なメタルのブレンドが特徴的なレディースフレーム。機能性と美しさを兼ね備えた各部品が、女性にとって快適な装着感を提供します。優しい印象のボストンとオーバルの2つのフロントスタイルが、女性の装いを魅力的に彩ります。

NP-741

柔らかな印象のプラスチックと繊細なメタルのような表情を兼ね備えたプラスチックフレーム。

このレディースフレームには、独自のU字パーツが備わっており、理想的なフレームバランスを実現し、装飾性を高めています。また、細身のフレームラインが女性の表情を引き立てます。

S-655T

S-655Tシリーズは、女性の美しさを際立たせる繊細なメタルフレームです。

リム前面のカラーリングが柔らかな印象を与え、コンビネーションのような魅力を放ちます。フロントの安定性と、前後に配された2つのパーツから成るテンプルが、快適な装着感をもたらします。細部へのこだわりが、このシリーズの優雅さを一層際立たせています。

S-765T

S-765Tシリーズは、プラスチックパーツでメタルフレームの魅力を活かし、女性の美しさを引き立てる表情豊かなレディースフレームです。

シンプルで繊細なメタルのシルエットに、柔らかな印象のプラスチックパーツが組み合わさり、優美な表情を演出します。

U字パーツや返しのついたブリッジが、安定した装着感を提供します。このモデルは、レディースラインのバリエーションを拡げ、女性の美しさを一層際立たせるために、フォーナインズの品質を体現しています。

M-132

M-130シリーズは、柔らかな表情のプラスチックフロントと繊細なメタルパーツの調和が、華やかな印象を醸し出すレディース向けのミックスフレームです。3つの異なるフロントスタイルが、女性の表情を美しく彩ります。