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ボストンメガネ | 似合う顔・特徴・人気フレームを紹介。

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知的な印象と優しい雰囲気を演出するボストンメガネ。男女問わず幅広い世代に人気の定番フレームです。1930年代に登場したボストンメガネは、クラシックなデザインでありながらも、現代風にアップデートしたモデルも多く、幅広いファッションに合わせることができます。

この記事では、フィッティングのプロ・眼鏡作製技能士(国家資格)が在籍する千里堂が、ボストンメガネの歴史、特徴、似合う顔型、おすすめフレームについてご紹介します。

またこの記事のオリジナリティとして、「ワンランク上のかけこなしがしたい」という方のために、髪型やファッションなどの工夫方法をご提案しています。ぜひ参考にしてみてくださいね。

ボストンメガネの特徴

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ボストン型メガネは、クラシックな雰囲気を漂わせる、時代を超えて愛される定番アイテムです。

定期的に流行を繰り返しながら、近年はデザイン性と汎用性の高さから、幅広い世代に支持されています。雑誌やテレビでコーディネートのポイントとして取り上げられることも多く、男女問わず高い人気を誇ります。

丸みを帯びたフォルムと、下部がやや細くなった独特な形状が特徴です。天地幅(レンズの縦幅)がしっかりと確保されているため、広い視野を確保しながらも、スタイリッシュな印象を与えます。丸型メガネの「ラウンド」と「オーバル」の中間に位置する、洗練されたデザインです。

シャープな印象を与える「逆三角形型」とも呼ばれるボストン型は、丸みのあるデザインが柔和な雰囲気を演出します。個性的な印象を与えすぎないため、初めて丸メガネに挑戦する方にもおすすめです。

幅広いファッションとの相性が良く、ビジネスシーンからプライベートまであらゆる場面で活躍します。ボストン型メガネをコーディネートに取り入れることで、ワンランク上の洗練されたスタイルを演出することができます。

ボストンとウェリントンとの違い

ボストンとウェリントンは、どちらもクラシックな雰囲気を漂わせる人気のメガネフレームです。

一見似ているように見えますが、実際にかけてみると、印象が大きく異なる場合があります。

混同されやすい2つのフォルムですが、それぞれの特徴を理解することで、自分にぴったりのメガネを見つけることができます。

ボストンメガネ:クラシックな雰囲気漂う

ボストン型は、逆三角形の角を丸くしたような独特な形状が特徴です。シャープなラインと優しい丸みが調和し、顔立ちを柔らかく見せてくれます。丸メガネほど個性的な印象はなく、幅広い年齢層の方に人気があります。

ただし、丸顔の方は輪郭を強調してしまう可能性もありますので、試着の際にはご自身の顔立ちとのバランスを確認することをおすすめします。

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ウェリントンメガネ:知的でクールな印象を演出する

ウェリントン型は、台形を逆さにして角を丸くしたような洗練された形状が特徴です。知性的な印象とクールな印象を兼ね備え、フォーマルなシーンやビジネスシーンにも最適です。おしゃれさを演出しながらも、きちんと感を演出したい方にもおすすめです。

天地幅(レンズの縦幅)が広く設計されているため、顔の輪郭をバランス良く見せてくれます。面長の方には、顔を優しく包み込み、丸顔の方には、シャープなラインが輪郭を引き締めてくれます。

ボストン型と同様に、ウェリントン型も比較的どなたでも似合いやすいフレームです。個性的な印象を与えすぎないため、幅広い年齢層の方に人気があります。

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ボストンメガネが似合う顔

天地幅(レンズの縦幅)が広く、曲線的で円に近いフォルムが特徴的なフレームは、面長顔・四角顔の方の顔立ちを優しく包み込み、バランス良く似合います。

面長の顔

面長顔の方には、天地幅(レンズの縦幅)が広いボストン型のフレームがおすすめです。広い天地幅が顔の縦幅を短縮し、輪郭をすっきりと見せてくれます。さらに、フレームの下側が太めのデザインを選ぶと、視線が下に集まりやすく、メガネと顎との距離を短く見せることができます。

レンズ下部のフレームで、さらにバランスアップ

レンズ下部のみフレームがあるアンダーリムも、面長顔の方におすすめです。フレーム上部が空いていることで、顔の面積を広く見せ、バランスを良くすることができます。

細いフレームで、小顔効果も

フレームは細いものを選ぶと、顔の印象を引き締め、小顔効果も期待できます。

四角型の顔

四角顔の方は、丸みを帯びた円に近い形のボストン型フレームがおすすめです。優しい曲線がエラを目立たなくさせ、角張った印象を和らげてくれます。

太めのフレームで、顔立ちを引き締める

太めのフレームや存在感のあるカラーを選ぶことで、メガネの主張を強め、顔全体の印象を引き締めることができます。フェイスラインをすっきり見せ、エレガントな雰囲気を演出します。

小顔効果を狙うなら、天地幅広めのタイプ

小顔効果を狙う場合は、天地幅(レンズの縦幅)が広いタイプのボストン型がおすすめです。メガネが大きく見えることで、顔を小さく見せることができます。

可愛らしいイメージを演出するなら、ゆったりとしたタイプ

可愛らしいイメージを演出したい場合は、レンズの縦幅・横幅の両方が十分にあるゆったりとしたボストン型を選びましょう。丸みのあるフォルムが顔を優しく包み込み、柔和な印象を与えてくれます。

三角型の顔

三角顔の方には、丸みを帯びた円に近い形のボストン型フレームがおすすめです。メガネの丸みがシャープなフェイスラインを優しく中和し、柔和な印象を与えてくれます。

細めのフレームで、自然になじむ

フレームは細めで天地幅(レンズの縦幅)が狭いものを選ぶと、顔にすっと馴染み、メガネが浮いて見えることもありません。

丸型の顔にはクラウンパントも選択肢に

丸みのあるボストンメガネは、丸顔特有の優しい顔立ちが相まって、輪郭を強調したり、やや頼りない印象を与えてしまうことがあります。

そこで選択肢のひとつが、「クラウンパント」です。

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クラウンパントは、ボストン型の丸みを残しつつ、上部が直線的にカットされたデザインが特徴です。この直線的なラインが、丸顔の方の輪郭をシャープに見せてくれます。

また、クラウンパントはクラシックな雰囲気も持ち合わせているので、丸顔を強調したくないけれど、ボストン型のような雰囲気のメガネを探している方にもおすすめです。

日本で「ボストン」と呼ばれるあの眼鏡、実は「パント」という名前だった!

もともとボストンのメガネは、海外では「パント」という名称で親しまれています。その名前の由来は「pantoscopic spectacles」(視野角の広い眼鏡)という商品名から。

「似合わない」と思ったときの工夫5選

1.フレームの素材を変える

プラスチックフレーム

プラスチックフレームは、比較的安価で軽量なので、初めてボストンメガネに挑戦する方におすすめです。

メタルフレーム

メタルフレームは、プラスチックフレームよりも高級感があり、顔立ちを引き締めてくれる効果があります。

2.ヘアスタイルを変える

前髪は短くしておでこを出す

前髪が長いと、ボストンメガネの印象が強くなりすぎてしまうことがあります。前髪を短めにしたり、横に流したりすると、顔全体のバランスが良くなります。

髪型は全体的に軽くする

髪型が重いと、ボストンメガネが似合いにくくなります。髪型を軽めにすることで、顔全体のバランスが良くなります。

3.メイクを変える

アイメイクはメリハリを

アイメイクをしっかりすると、目が大きく見えて、ボストンメガネが似合いやすくなります。

チークは高い位置に

チークを頬の高い位置に入れると、顔全体のバランスが良くなります。

4.フレームと眉毛のラインを合わせる

メガネのフレームと眉毛の距離は、顔の印象を大きく左右する重要な要素です。バランスが悪いと、間の抜けた印象や老けた印象を与えてしまう可能性があります。

特に重要なのは、以下の2点です。

  • メガネ上部のラインと眉毛の形が平行であること
  • メガネ上部のラインと眉毛が重ならないこと

これらのポイントを意識することで、より洗練された印象を与えることができます。

5.フレームのサイズや形を変える

大きすぎるフレームは顔の印象を重くしてしまうので、小さめのフレームを選ぶと良いでしょう。

またブリッジ幅も重要です。ブリッジ幅が広いと、目が離れて見えてしまうことがあります。そのような場合は、ブリッジ幅が狭いフレームを選ぶと良いでしょう。

似合うメガネはプロがつくる!眼鏡作製技能士がいるお店でメガネを選んでほしい理由

掛け心地は、メガネ使用の快適性と関わるものです。仕立てが不完全だと、「メガネが重く感じる」「顔にフレームが触れている感触が落ち着かない」といった不快感を与えてしまいます。

また見え心地は、目の疲れ・視力・集中力と関わります。目の位置とレンズの位置がズレていると、正しくものを見ることができないため、目に余計な負担をかけてしまうことになります。

千里堂は国家資格である一級眼鏡作製技能士が在籍し、最適な掛け心地・見え心地を提案いたします。

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ボストンメガネの歴史

ボストン型眼鏡の誕生は、ラウンド型眼鏡のデザイン変更から始まりました。その変更点は、レンズの中心に位置していた蝶番を上部に移動したこと。このシンプルな変更により、視野が広がり、より快適な視力矯正が可能になりました。

ボストン型眼鏡のルーツは、1930年にアメリカン オプティカル社が生み出した「FUL-VUE(フルビュー)」というモデルです。当時、本格的に普及し始めた自動車の運転に適していたこともあり、爆発的な人気を博しました。

当初、ボストン型眼鏡は「フルビュー」のようにメタルフレームのみでしたが、1930年代後半から1940年代にかけて、アメリカだけでなくヨーロッパでもセルフレームモデルが普及し始めました。これがきっかけで、ボストン型眼鏡は眼鏡のベーシックなデザインとして世界中に認知されるようになったのです。

おすすめのボストンメガネ7選

最後に、千里堂が扱っている国産ブランド「999.9」「TAYLOR WITH RESPECT」から、ボストンメガネをいくつかご紹介します。

S-03T H(999.9)

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フォーナインズが築き上げてきた機能性、デザイン性、品質。これらを更に磨き上げ、最高水準を目指すハイエンドラインの第2弾。

S-03T H シリーズは、フォーナインズ独自のレイヤードブリッジ構造を採用したメタルサーモントです。

ブリッジ周辺に機能部を集約することで、負荷を解消し、頭部を包み込む形状のテンプルと連動し、最適かつ安定したフレームバランスを提供します。その精巧なつくりは、ハイエンドラインに相応しく、他に類を見ない存在感と上質な表情を放ちます。

S-925T(999.9)

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S-925Tシリーズは、シートメタルならではのフラットな質感が特徴です。シートメタル×ダブルフロント構造によって生み出される独自の立体的なスタイルが魅力。フォーナインズのシートメタル初期モデルであるS-820Tシリーズのイメージを継承しつつ、フレームバランスをさらに向上させています。

M-67(999.9)

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フォーナインズを象徴する逆Rパーツの位置を変更することで、機能性とデザイン性の両面で更なる品質を追求したサーモントスタイル。逆Rパーツをフロントに配置し、その存在を内側に隠すことで、優れた着用感と洗練されたデザインを実現しました。機能性を重視しつつ、さらなる洗練されたデザインを追求した、今を感じさせるサーモントスタイルが、多くの人々とのつながりを築きます。

M-77(999.9)

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美しいプラスチックと繊細なメタルブリッジの組み合わせが特徴的なレディースフレーム。

機能性を追求しつつ、各パーツが美しいフォルムを持ち、女性に快適な装着感を提供します。ボストンとオーバルの2つの優しい表情のフロントスタイルが、女性の魅力的な掛け姿を彩ります。

cumulus(TAYLOR WITH RESPECT)

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気象学者ルーク・ハワードによって考案された雲の形態分類法にちなんで名付けられたモデル、キュムラス(積雲)。これはラテン語で「積み重ねる」を意味します。軽量なアセテートフロントは、バランスの取れたボストン型レンズシェイプです。クリアな素材を使用したカラーリングは、T-スパインと組み合わさることで多彩な表情を生み出します。

pollux(TAYLOR WITH RESPECT)

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ポルックスは、ギリシャ神話に登場する双子の兄弟から名付けられました。

ボストンシェイプのデザインは、レンズの厚みを隠す寸法設計が特徴です。ブリッジ側に施されたチタン一体のブローチは、ろう付けをしない世界でも珍しい加工法です。シンプルで上品な仕立てのモデルとなっています。

rugg(TAYLOR WITH RESPECT)

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1920年代には、ジャストサイズが一般的であった中で、あえてワイドパンツを穿いたオックスフォードの学生ムーブメントからインスピレーションを得た、太めのデザイン。ボリューム感がありますが、実際にはアセテートの厚みを減らすことで、見た目よりも軽量なコンビネーションフレームとなっています。

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