
この記事では、フィッティングのプロ集団である千里堂が、メガネ跡がついて悩んでいるあなたに向けて、メガネ跡がつく原因と解決策や、メガネ跡がつかないようにするための対策をご紹介します。
この記事でもっとも重要な主張は、「メガネの品質」と「フィッティングの技術」が、メガネの跡のつきやすさに大いに関係しているということです。
メガネの跡がつきやすい方は要チェックです。メガネの跡を放置すると、色素沈着が起こり、色が消えにくくなってしまう可能性もあります。とくに女性の方は、この記事を参考にしてください。あなたがよりよいメガネ選びができるように、様々な耳より情報を掲載しています。
目次
1. メガネ跡がつく原因3つ
①メガネの重さ
圧迫による血行不良: 重いメガネは、鼻パッド部分が皮膚を強く押し続け、血行不良を引き起こします。
対策: 軽量なフレームやレンズを選ぶ、定期的にメガネの重さをチェックする
②鼻パッドの形状や材質
フィット感の悪さ: 鼻パッドが鼻の形に合っていないと、特定の箇所に力が集中し、メガネ跡ができやすくなります。
材質の硬さ: チタンやセラミックなどの硬い素材の鼻パッドは、肌への負担が大きくなる場合があります。
対策: シリコンやエアクッションなど、柔らかい素材の鼻パッドを選ぶ、定期的にフィッティング調整を行う
③フィッティングが合っていない
その人の顔にぴったりメガネがおさまるように調整し、快適なかけ心地を実現することをフィッティングといいます。顔の幅、骨格、耳の位置、鼻の位置。これらの情報をもとに、最適なフィッティングを行うことで、メガネの圧力が分散し、メガネ跡がつきにくくなります。
2. メガネの跡がついたときの具体的な解決策
メガネ跡を消すためには、血行を良くし、肌の新陳代謝を活発にすることが大切です。ここでは、具体的なケア方法をご紹介します。
①鼻パッドを交換する
メガネの跡に悩んでいる方は、まず鼻パッドの交換を検討しましょう。古くなっている鼻パッドは、摩擦がなくなりツルツルになっています。ツルツルになっていると、メガネがずれやすくなり、圧力のかかり方が変わり、結果的にメガネ跡がつきやすくなります。
②血行を良くする
- 蒸しタオルケア:電子レンジで温めた蒸しタオルをメガネ跡に当て、じんわりと温めます。血行が促進され、むくみが軽減されます。
- マッサージ:目の周り全体を優しくマッサージすることで、リンパの流れを促し、むくみを解消します。指で優しくこめかみから鼻の方へ、そして顎に向かってリンパを流すようにマッサージします。目の下を指で優しく押しながら、外側に向かって滑らせるようにマッサージします。
③スキンケアで肌をケアする
千里堂はけっしてスキンケアの専門家ではありませんが、一応、一般的に言われている情報を整理しておきます。
- 美白ケア:ハイドロキノンやビタミンC誘導体などの美白成分配合の美容液を使用し、メラニン色素の生成を抑えます。
- ピーリング:古い角質を優しく取り除き、肌のターンオーバーを促進します。
- 保湿:肌を乾燥させないよう、こまめな保湿ケアを行いましょう。
④メイクでカバーする
経験上、メガネの跡を気にするのは、やはり女性が多い傾向があります。女性の場合は、メイクでカバーしやすいかもしれません。
- コンシーラー:メガネ跡の色に合わせて、グリーンやイエロー系のコンシーラーを使い、赤みを打ち消します。その後、ファンデーションで肌の色を均一にします。
- パウダー:コンシーラーの上からパウダーを重ねることで、より自然な仕上がりになります。
3. メガネ跡がひどくなると「色素沈着」になることも
メガネの跡がつきやすい人や、メガネのフィッティングが不十分なのにそのままにしてしまうと、やがてメガネの跡が「色素沈着」になってしまう恐れがあります。
人の皮膚は年齢を重ねるごとに新陳代謝が低下していくことから、「染み」ができやすくなっていきます。
4. メガネの跡がつかないようにする対策
①使わないときはメガネを外す
メガネは見る距離に応じて使い分ける“道具”です。常にかけっぱなしにしなければならない、というものではありません。むしろ使用シーンによっては、かけないほうがいいこともあります。

たとえば遠近両用メガネは勉強・読書・パソコン作業・スマホ閲覧に向いていません。むしろ外して見たほうがいいのです。
メガネをかけたり外したりすると目が悪くなるのでは?と不安に思っている方もいますが、心配ございません。詳しくは千里堂本店の記事『メガネをかけたり外したりすると目が悪くなるって本当?メガネの理想的な使い方を解説します。』」をご覧ください。
②メガネのフィッティングを最適にする
メガネの跡の対策において、きわめて重要です。メガネの跡がつかないようにするためには、あなたの顔にぴったり合うように調整したメガネが必要です。
ただしメガネのフィッティング技術は、メガネ店によってばらつきがあります。
本当に適切なフィッティングを行いたいなら、少なくとも国家資格「眼鏡作製技能士」のスタッフが在籍している店舗を優先的に探してください。一流のフィッティングのプロですから、安心して似合うメガネの相談ができるはずです。

千里堂は一級眼鏡作製技能士が在籍するフィッティングのプロ集団です。精度の高い調整で、メガネ跡の防止をサポートします。
③軽いメガネを使う
メガネの跡の対策は、フィッティングだけではどうにもならないこともあります。メガネの品質が、メガネの跡のつきやすさをある程度左右します。というのも、フレームの強度や柔軟性、つまり「メガネの品質」によって、フィッティングの自由度が変わるからです。詳しくは千里堂の本店の記事『「高いメガネ」と「安いメガネ」の違いは?品質・サービスの観点から解説。』をご覧ください。

なにより「重さ」の点でも、かなり差があります。
そこであなたに、千里堂が自信をもってすすめる国産メガネブランド「999.9」(フォーナインズ)をご紹介します。「メガネをかけている、という意識も薄れるくらいに快適」と、かけ心地や軽さに評判のある素晴らしいメガネです。
さいごに:メガネの跡が気になったらフィッティングのプロに相談しよう
わたしたち千里堂は、「メガネがいらなくなるためのメガネ」を提案する、ちょっと変わったメガネ店です。ミッションは「メガネっ子をゼロにする」こと。
メガネを売ることを目的にしているのではなく、近くを見るときの負担をやわらげて、快適な生活をサポートすることを使命としています。
メガネの跡が気になったら、できるだけ早いうちに、まずはお近くのメガネ店に相談してください。購入したお店なら、鼻パッドの交換やちょっとしたフレームの調整なら対応してくれるはずです。
そんななかで、もしも
- 「精度の高いフィッティングをしてほしい」
- 「メガネ選びをいちからやり直したい」
- 「いまの度数に納得いっていない」
- 「しっくりくるメガネに出会ったことがない」
という方がいらっしゃるなら、ぜひ一度、千里堂にお越しください。購入をしなくても結構です。メガネに関する“モヤモヤ”を晴らしたいという方のお越しを心より歓迎しております。