
「メガネのかけ心地に納得したことがない」
「メガネはかけ心地の悪いものだと諦めている」
千里堂には、このようなお客様がしばしばいらっしゃいます。
かけ心地のいいメガネは、顔の形・顔の幅・目の位置・鼻の位置・耳の位置などを総合的に分析したうえで実現できるものです。

大切なのは、メガネ店のフィッティング技術です。フィッティング次第で、メガネのかけ心地が大きく変わります。
この記事では、メガネのフィッティングのプロである千里堂が、かけ心地のいいメガネの条件と、かけ心地のいいメガネの選び方・フィッティングの上手なメガネ店の選び方を解説します。
目次
かけ心地のいいメガネの条件
かけ心地の良さは、メガネと顔のバランスがどれだけ合っているかで決まります。
どんなに高価なメガネでも、自分の顔の形に合っていなければ、快適にかけ続けることはできません。
メガネ店では、専門のスタッフが「フィッティング」という作業を行います。これは、あなたの顔の形に合わせ、メガネを調整する作業です。
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フィッティングの技術はメガネ店によって差があります。
確かな技術を求めるなら、フィッティングのプロフェッショナル「眼鏡作製技能士」が在籍するメガネ店を選びましょう。
では具体的に、フィッティングのプロはどのような観点で、メガネのかけ心地を追求しているのでしょうか。
①眼球とレンズの距離
目に負担をかけずに、クリアな視界が得られます。
②左右のバランス
メガネが傾いていたり、片方のレンズがずれていたりするのを防ぎます。
③鼻あての調整
鼻に跡がついたり、圧迫感を感じたりしないように調整します。
④テンプルの調整
耳にかけるところ(テンプル)を調整し、安定感を高めます。
メガネのかけ心地を実現するために実際に行っている例
①レンズが厚くて重たいメガネを軽くする
お客様の目の状態によっては、度数の関係でレンズが厚くなることがあります。レンズが厚くなると、必然的にメガネも重くなります。これは仕方のないことです。
厚いレンズは、見た目にも影響を及ぼします。見た目の問題は、精神的なかけ心地にも影響します。
しかし、薄型レンズや軽いフレームを選択することで、重さや見た目の問題を最小限に抑えることが可能です。
②メガネの選び方がわからない方にポイントを教える
「自分に合うメガネの選び方がわからない」というお客様は、圧倒的に多いです。
そのため、“なんとなく”でメガネを選んでしまうお客様が跡を絶ちません。
なんとなくで選んだメガネのかけ心地は、当然、よくありません。
あなたの顔の形・顔の幅・鼻の高さ・目の位置・耳の位置など……総合的な観点を考慮して、ようやくかけ心地のいいメガネを実現できます。
③だんだん掛け心地が悪くなるので定期的な再調整を行う
長期間の使用や、扱い方によって、メガネのかけ心地は悪くなっていきます。
とくに鼻パッドやツルは物理的に歪んでいくものです。
メガネのかけ心地を維持するためには、定期的なメンテナンスが不可欠であることを忘れないでください。
「かけ心地が悪くなった」は、「見え心地が悪くなった」と同義です。
この状態を放置すると、視力低下のリスクが増大するため、注意が必要です。
④目が疲れにくいメガネの使い方の提案
わたしたち千里堂は、「近くを見るときの負担をやわらげるメガネ」をオーダーメイドでつくるメガネ店です。
これまで、
「デスクワークになってから視力がガクッと落ちた」
「パソコン作業で目が疲れやすくなって集中が続かない」
といった悩みを持つお客様のメガネをつくってまいりました。
一般的なメガネは、「遠くが良く見える」前提でレンズをつくっています。近視用メガネでさえ、「1.0」を基準にメガネをつくっています。
しかし、スマホ・パソコン・テレビ・本・勉強といった「近くの距離」(2.5メートル以内)では、近視用メガネであっても、目が疲れてしまうのです。
そのため千里堂では、あえて「1.0」よりも下の度数を提案することがあります。一人ひとりの目の特徴・目の使い方のクセ・目の筋肉の動きを分析したうえで、「近くを見るときの負担をやわらげるメガネ」(ラクミエ®)を提案しています。
かけ心地のいいメガネのおすすめブランドは「999.9」
とはいえ、フィッティングだけではどうにもならないこともあります。メガネの品質によって、メガネの重量感が変わるからです。
そこであなたに、千里堂が自信をもってすすめる国産メガネブランド「999.9」(フォーナインズ)をご紹介します。
ちなみに999.9の取り揃え数が道内でもトップクラスである千里堂北見店の店長は、「メガネをかけている、という意識も薄れるくらいに快適」とコメントしています。
M-141
M-78
S-370T
O-16T
S-925T
NP-615
S-771T
S-935T
S-04T H
M-115
千里堂は「見る距離に応じた度数」をつくるために問診に1時間以上かけています
「適切な度数」とは?
それは「見る距離に応じた度数」のことです。
では、見る距離に応じた度数をどうやってつくるのか?
ここからは、メガネ店によって考え方が分かれるところです。というのも、問診のやり方・視力測定の技術・レンズ作製の技術は、店舗によって違いがあるからです。
「あなたは、どの距離が良く見えるようになりたいですか?」
千里堂のメガネづくりは、まずその話からスタートします。
しかも徹底的に、その人のライフスタイルにフォーカスして、どの距離で目を使うことが多いのかを分析します。
ヒアリングには90~120分かけています。常識外れかもしれませんが、それくらい時間と手間をかけなければ、その人に合うメガネはつくれないと信じています。