
「社会人になって視力がガクッと落ちた……」
「大人になってもずっと裸眼視力がいい人がいるけど、自分と何が違うのか?」
「視力を守る方法はあるの?」
このような悩みや疑問をお持ちではありませんか。
加齢、生活習慣、病気。視力が低下する原因はたくさんあります。
ここでポイントなのは、「生活習慣」です。
ものを見る距離、ものを見る姿勢、目をいたわる習慣を心がければ、視力低下のリスクを下げることはできます。
そこでこの記事では、目の負担をやわらげるオーダーメイドメガネ「ラクミエ®」を提供する千里堂が、視力が落ちる原因・視力を維持する人たちの共通点・視力を守るための方法について解説します。
目次
視力低下の主な原因
そもそも「視力低下」はなぜ起こるのでしょうか。
単純に生活習慣や努力ではどうすることもできない要因もありますので、まずはその部分もふくめて整理してみましょう。
①加齢による視力低下
老眼 | 加齢に伴い、水晶体の弾力性が失われ、近くのものにピントを合わせるのが困難になる状態です。30代後半から症状が現れ始め、40代以降に進行します。 |
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白内障 | 水晶体が濁り、視界がぼやける病気です。加齢とともに発症リスクが高まります。 |
加齢黄斑変性 | 網膜の中心部である黄斑が変性し、視力が低下する病気です。高齢者に多く見られます。 |
②病気による視力低下
緑内障 | 視神経が障害され、視野が狭くなる病気です。初期には自覚症状が少ないため、注意が必要です。 |
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糖尿病網膜症 | 糖尿病の合併症で、網膜の血管が損傷し、視力低下や失明を引き起こすことがあります。 |
網膜剥離 | 網膜が剥がれ、視野が欠けたり、視力が低下したりする病気です。緊急の治療が必要です。 |
角膜の病気 | 角膜炎や角膜感染症なども視力低下の原因となります。 |
ぶどう膜炎 | 目の内部のぶどう膜に炎症が起こる病気で、視力低下や目の痛みを引き起こすことがあります。 |
③目の使いすぎによる視力低下
疲れ目・眼精疲労 | 長時間のスマホやパソコンの使用、読書などで目に負担がかかり、視力低下や目の痛み、かすみなどの症状が現れます。重症化すると、肩こりや頭痛、吐き気などを伴うことがあります。ドライアイも疲れ目の要因になります。 |
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目の使い方、すなわちものを見る距離に気を付ければ、ある程度は対策が可能です。今回の記事では、主にこの部分にフォーカスして論じることにします。
なぜ大人になっても視力を保てる?視力が落ちない人の特徴
大人になっても裸眼で1.5の人もいれば、社会人になって一気に視力が悪くなる人もいます。
その差は一体なんなのでしょうか?

身も蓋もない話ですが、視力の変化に個人差があるのは事実です。遺伝的な要因もありますし、目の筋肉のつき方なども関係しています。
とはいえ、ものを見る姿勢や、目をいたわる習慣を心がけることで、視力を維持する人もいます。
以下では、視力が落ちない人には、どんな共通点・特徴があるのかを、みていきましょう。できるだけ再現性のある部分をピックアップしたいと思います。
①正しい姿勢を保っている
デスクワークや読書、スマートフォンなどの使用時に、画面との適切な距離を保ち、背筋を伸ばした正しい姿勢を心がけています。これにより、目に余計な負担がかかるのを防ぎます。
②画面の見過ぎを避けている
スマートフォン、パソコン、テレビなどの画面を長時間連続して見続けることを避け、適度に休憩を挟んでいます。休憩時には目を休ませるだけでなく、遠くの景色を見るなどして目のピント調節機能をリラックスさせています。
③適切な照明下で作業・読書をしている
暗すぎる場所や明るすぎる場所での作業や読書は、目に負担をかけます。目に優しい適切な明るさの照明の下で行うようにしています。
④寝る前のスマホ操作を控えている
寝る前に強い光を浴びると、睡眠の質が低下するだけでなく、目の疲労回復を妨げる可能性があります。就寝前のスマホやパソコンの使用を控えるようにしています。
⑤バランスの取れた食事を心がけている
ビタミンA、C、E、ルテイン、ゼアキサンチンなど、目の健康に良いとされる栄養素を積極的に摂取しています。緑黄色野菜、魚介類、果物などをバランス良く食べるように心がけています。
⑥十分な睡眠をとっている
睡眠不足は目の疲れの原因になります。質の高い睡眠をしっかりとることで、目の疲労回復を促しています。
⑦適度な運動をしている
全身の血行を促進することは、目の健康維持にも繋がります。適度な運動を習慣にしている人も多いと考えられます。
現代人は視力低下しやすい?「近視パンデミック」とライフスタイルの深い関係
①世界中で視力低下が増えている!
WHO(世界保険機関)の報告によると、いま世界中の子どもたちの多くが、近視になっているといいます。これを「近視パンデミック」と表現しました。

消費者庁の調査によれば、裸眼視力が 1.0 未満の子どもの割合は、15歳でなんと約6割に達するといわれています。
近視の人口が増加しているのは、子どもにかぎったことではありません。
御多分にもれず、大人もまた、裸眼視力が著しく低下しています。
なぜこんなことになってしまったのでしょうか。
②人間の目は近くを見るときに最も疲れやすい
そもそもの話ですが、普通に生活していて、視力が落ちてしまうのは、実は、わたしたちの「ものを見る距離」が関係しています。
人間の目は、近くを見るときに最も疲れやすい(負担がかかる)仕組みをしています。
近くの距離(2.5メートル以内)にピントを合わせるために、目の筋肉がぎゅっと収縮します。ぎゅっと筋肉がふんばるわけですね。
近くを見続けていると、当然、目はずっと頑張り続けます。それが疲れとなって、血流が悪くなり、目の筋肉が硬くなり、ピント調整が利かなくなってしまうわけです。これがいわゆる視力低下の要因となります。
③現代人は近くの距離を見続けるライフスタイル
以上のことをふまえて、わたしたちのライフスタイルを振り返ってみると、
勉強、読書、テレビ、パソコン、スマホ、ゲーム、書類仕事。
一日の大半を、近くの距離(2.5メートル以内)で過ごしていることに気が付きます。
近視パンデミックが世界中で起こっている理由のひとつには、やはり現代人(子どもを含めて)のライフスタイルと深く関わっているといえるでしょう。
近くを見るときの負担をやわらげるメガネ「ラクミエ®」
ところで千里堂は、「この世からメガネをなくす」ことをミッションに掲げる、ちょっと変わったメガネ屋です。
千里堂がお客様に提供しているのは、「自分の目を守るための考え方」と、「目の負担をやわらげて快適にものを見るためのメガネ」です。
「目の負担をやわらげて快適にものを見るためのメガネ」は、お客様一人ひとりにたっぷりと時間をかけて、
- 職業
- ライフスタイル
- 目の使い方のくせ
などを調べつくし、その情報をフィードバックしたオリジナルのオーダーメイドレンズを作製します。
「あなたは、どの距離が良く見えるようになりたいですか?」
千里堂のメガネづくりは、まずその話からスタートします。しかも徹底的に、その人のライフスタイルにフォーカスして、どの距離で目を使うことが多いのかを分析します。
ヒアリングには90~120分かけています。常識外れかもしれませんが、それくらい時間と手間をかけなければ、その人に合うメガネはつくれないと信じています。
