毎日8時間以上パソコン画面と向き合い、仕事終わりには目がショボショボ、肩はガチガチ……。その目の疲れや身体の不調、実は今かけているメガネが原因かもしれません。

デスクワーク中心の現代人にとって、メガネは「仕事のパフォーマンス」を大きく左右するツールです。

単に視力を矯正するだけでなく、「目の負担をいかに減らすか」という視点でのメガネ選びこそが、集中力と快適な働き方を実現する鍵となります。

この記事では、デスクワークで目が疲れる根本的な理由から、あなたの仕事の生産性を向上させる最適なメガネの選び方を、千里堂メガネの専門家が徹底解説します。

デスクワークで目が疲れるのは、そのメガネが原因？

長時間作業による目の疲れは仕方のないことだと諦めていませんか？ 目の不調の裏には、現代のライフスタイルに合わないメガネの「常識」が隠れています。

①なぜデスクワークで目が疲れるのか？

目の疲れの主な原因は、デスクワーク特有の「近距離作業の継続」と、それに伴う「目の筋肉の過度な緊張」にあります。

②意外と知られていない？メガネが引き起こす目の不調

現在お使いのメガネが、実はあなたの目の疲れを加速させている可能性があります。

• 度が強すぎる（オーバースペック）
  一般的なメガネは、遠くの視力1.0を基準に作られます。この遠くがよく見えるメガネで近くのPC画面を見ようとすると、目の筋肉はさらに過剰に緊張しなければなりません。これが、目の疲れや「老眼（調節機能の衰え）」の早期発症を招く大きな要因となります。

• ピントのズレによる視神経への負荷
  デスクワークで最も頻繁に見る中間距離（PC画面までの距離）にピントが合っていないメガネを使っていると、常に目が頑張ってピントを合わせようとするため、自律神経にも負荷がかかり、集中力の低下を招きます。

デスクワーク用のメガネがもたらす3つのメリット

デスクワークに特化したメガネを選ぶことは、単なる視力矯正以上の、仕事と健康への投資となります。

①目の負担を根本的に軽減

PC画面までの距離など、最も使用頻度の高い中間距離にピントが最適化されたレンズを使用することで、目の筋肉の緊張が緩和されます。これにより、目のショボショボ感や夕方の目の重さが軽減されます。

②集中力と仕事のパフォーマンスに影響

目の疲れが軽減されると、脳への負荷も減り、思考力や判断力、集中力が持続します。目の不調によるイライラやストレスが減ることで、仕事の質が向上し、快適な働き方が実現します。

③肩こり・首こりなどの全身の不調を改善

適切なレンズを使うことで、PC画面を見る際に無理な姿勢（猫背や顎上げ）を取る必要がなくなります。姿勢が改善されることで、目の疲れからくる自律神経の乱れも整い、慢性的な肩こりや頭痛の軽減につながります。

ブルーライトカットメガネはどうなの？

多くのメガネ店で販売されているブルーライトカットメガネ（パソコン用メガネ）は、かつて「パソコン作業での目の疲れ軽減」を謳い、広く普及しました。

デジタル機器から発せられるブルーライトが睡眠の質を低下させ、目の疲れを引き起こすという説に基づき、ブルーライトカットメガネはこれらの症状を軽減すると期待されていました。

しかし、最近の研究では、ブルーライトカットメガネの効果に疑問が呈されています。

メルボルン大学のローラ・ダウニー氏の研究によれば、短期間の使用では、ブルーライトカットメガネが目の負担軽減、網膜保護、睡眠の質改善などの効果をもたらす可能性は低いことが示唆されています。

ダウニー氏は、長期的な使用による効果は不明であり、購入の際にはこれらの研究結果を考慮するよう述べています。

やはり本質的に重要なのは、ブルーライトカットメガネの効果に過度な期待をするのではなく、デジタル機器を使用する際の目の負担を軽減するための対策を講じることです。

▶参考「ブルーライトカットは意味がない？本当に役立つパソコン用メガネとは何なのか？メガネのプロがお応えします。」

千里堂は「見る距離に応じた度数」をつくるために問診に1時間以上かけています

千里堂では、「適切な度数」＝「見る距離に応じた度数」という考えに基づき、メガネ作りを行っています。

お客様のライフスタイルを徹底的に分析し、どの距離で目を使うことが多いのかを把握するために、90～120分間のヒアリングを行っています。

「あなたは、どの距離が良く見えるようになりたいですか？」

千里堂のメガネ作りは、まずこの質問から始まります。

お客様のライフスタイルを深く理解することで、本当に必要なメガネを見つけることができるのです。

千里堂の目の負担をやわらげるメガネ「ラクミエ®」

千里堂メガネは、この「デスクワークで目が疲れる」という悩みを解決するために、独自のオーダーメイドメガネ「ラクミエ®」をご提案しています。

ラクミエ®は、従来の「視力1.0＝よく見える」という基準から脱却し、お客様のPCとの距離、書類との距離といった「仕事の環境」を徹底的に分析します。

• 90分〜120分の徹底ヒアリング

お客様が最も目を使う中間距離と近距離のバランスを測定し、「最もラクに見える度数」を追求します。

• 目の頑張りをやわらげる

PC作業で酷使されるピント調節筋の緊張を和らげるよう、レンズをフルカスタムでチューニング。目の疲れからくる頭痛や肩こりといった不調の軽減を目指します。

メガネを仕事の「疲労の原因」にするのではなく、「集中力を高めるツール」に変えたい方は、ぜひ一度、千里堂メガネにご相談ください。

まとめ

デスクワークによる目の疲れや身体の不調の根本原因は、「近くを見続けることによる目の筋肉の過緊張」、そして「その負担を増大させるオーバースペックなメガネ選び」にあります。

デスクワーク用メガネを選ぶ際は、ブルーライトカットといった表面的な機能ではなく、「目の筋肉の負担をいかに減らせるか」という視点で、中間距離に最適化されたレンズを選ぶことが、快適な働き方への最短ルートです。

メガネを変えるだけで、あなたの仕事の集中力と生産性は劇的に変わります。ぜひ、この新しいメガネ選びの常識を取り入れてみてください。