
「夕方5時を過ぎると、急にPCの文字がかすむ」
「遠くは見えるのに、手元のスマホにピントが合わない」
このような悩みはありませんか?
この症状は、単なる目の疲れではなく、「夕方老眼」という、現代人特有の目の疲労の蓄積が原因です。この状態を放置すると、頭痛や肩こり、仕事のパフォーマンス低下につながります。
この記事では、近くを見る負担をやわらげる「ラクミエⓇ」千里堂メガネ琴似店が、夕方のかすみの根本原因と、その解決に最適なメガネの選び方を、専門家の視点からわかりやすく解説します。
見えすぎるメガネが身体によくないってご存じでしたか?
千里堂は、「メガネで目が疲れる」人のために、目の負担をやわらげるオーダーメイドメガネをご提案します。
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目次
単なる疲れ目ではない?夕方になると目がかすむ主な原因
夕方に目のかすみやぼやけが顕著になるのは、日中の目の「頑張り」が限界に達しているサインです。この現象は「夕方老眼」とも呼ばれ、主に以下の3つの要因が絡み合って発生します。
①長時間の近距離作業による毛様体筋の酷使
私たちの目は、毛様体筋という筋肉の収縮で水晶体の厚みを調節し、ピントを合わせています。
パソコンやスマートフォンの画面を長時間見続けると、近くにピントを合わせた状態が続くため、毛様体筋は常に緊張し、凝り固まります。
特に夕方になると、この緊張がピークに達し、ピントの切り替えがスムーズにできなくなり、一時的な老眼のような状態(夕方老眼)を引き起こします。
②目の乾燥(ドライアイ)による視界の悪化
集中してデジタル機器を見ている間は、まばたきの回数が減少し、目の表面の涙が乾きやすくなります。
涙が目の表面に均等に行き渡らないと、光が乱反射し、視界がかすんだり、ぼやけたりします。
ドライアイによるかすみは、一日の終わり、目の乾燥が進む夕方にかけて症状が特に悪化しやすいのが特徴です。
③初期老眼の始まりと不適切なメガネによる負担の加速
40代頃から始まる初期の老眼(加齢によるピント調節力の自然な低下)と、上記の眼精疲労が重なることで、夕方のかすみはさらに深刻化します。
また、遠くの視力だけを基準にした度数の合っていないメガネを使用していると、近くを見るときに目がさらに無理をしてしまうため、疲労の蓄積を加速させる大きな原因となります。
従来のメガネや老眼鏡では夕方の目のかすみが解決しない理由
夕方のかすみの原因が「目の疲労と一時的な機能低下」にあるのに対し、従来のメガネはその疲労を解消する構造になっていないため、根本的な解決に至りません。
そのことを認識せずメガネの着用を続けると、さらに疲れ目に拍車をかけることにもなります。
①遠方用メガネ・コンタクトレンズは「頑張り」を招く
遠くがよく見えるように調整されたメガネやコンタクトレンズは、近距離(PCやスマホ)を見る際に、目が余計に頑張ってピントを合わせる必要があります。
この無理な頑張りこそが夕方老眼の原因となるため、従来の遠方用矯正器具は、夕方の症状を軽減するどころか、疲労を招く一因となりえます。
②既製老眼鏡は個々の目の状態に不適合で疲れやすい
既製の老眼鏡は、左右同じ度数で作成されており、一人ひとりの視力や乱視、瞳孔の位置などを考慮していません。
度数が正確に合っていない、またはレンズの中心が瞳孔とずれている状態で使い続けると、目を一生懸命ピントを合わせようとしてしまい、かえって目の疲れを引き起こすケースが非常に多いです。
③サポート機能がないと目の回復が追いつかない
これまで論じた通り、夕方のかすみは、日中の酷使で毛様体筋が凝り固まった状態です。
従来のメガネには、この凝り固まった筋肉の動きをサポートする機能がないため、いくら休憩を挟んでも、作業に戻ればすぐに疲労が再蓄積してしまい、症状の根本的な改善には繋がりません。
あなたに合った夕方の目のかすみを軽減するメガネの選び方
夕方のかすみを解決するために選ぶべきメガネは、「目の頑張りをいかに減らせるか」という視点で選ぶことが重要です。
①ライフスタイルに合わせたオーダーメイドの度数に調整する
遠くの視力1.0を追求するのではなく、あなたのPC画面までの距離やスマホの視距離を細かく測定し、「目が最もリラックスできる度数」で調整することが大切です。
特に遠方用と手元用の度数の変化をゆるやかに設計することで、視線移動時の目の負担を最小限に抑えることができます。
②専門的な視力検査で目の「疲労度」を正確に測定する
夕方のかすみの原因が、単なる近視・遠視・乱視だけでなく、毛様体筋の緊張度にあるため、一般的な視力検査だけでは不十分です。
眼科や千里堂メガネ琴似店のような専門性の高い眼鏡店で、あなたの目の疲労度やピント調節機能を詳細に測定し、そのデータに基づいて最適なレンズを処方してもらうことが、失敗しないメガネ選びの鍵となります。
ブルーライトカットメガネは夕方の疲れ目に効果的なのか?
多くのメガネ店で販売されているブルーライトカットメガネ(パソコン用メガネ)は、かつて「パソコン作業での目の疲れ軽減」を謳い、広く普及しました。
デジタル機器から発せられるブルーライトが睡眠の質を低下させ、目の疲れを引き起こすという説に基づき、ブルーライトカットメガネはこれらの症状を軽減すると期待されていました。
しかし、最近の研究では、ブルーライトカットメガネの効果に疑問が呈されています。
メルボルン大学のローラ・ダウニー氏の研究によれば、短期間の使用では、ブルーライトカットメガネが目の負担軽減、網膜保護、睡眠の質改善などの効果をもたらす可能性は低いことが示唆されています。
ダウニー氏は、長期的な使用による効果は不明であり、購入の際にはこれらの研究結果を考慮するよう述べています。
やはり本質的に重要なのは、ブルーライトカットメガネの効果に過度な期待をするのではなく、デジタル機器を使用する際の目の負担を軽減するための対策を講じることです。
▶参考「ブルーライトカットは意味がない?本当に役立つパソコン用メガネとは何なのか?メガネのプロがお応えします。」
メガネと合わせて実践したい!夕方かすみを予防・軽減する習慣
メガネは大きな解決策となりますが、日々の生活習慣を見直すことで、目の疲れの蓄積をさらに抑えることができます。
①疲労物質の排出を促す「温活」とストレッチ
目の周りを温めることは、血流を改善し、凝り固まった毛様体筋や目の周りの筋肉を和らげるのに非常に効果的です。
濡らしたタオルを電子レンジで温めるホットタオルなどで目元を温める習慣を持ちましょう。
また、休憩中には、目を上下左右に動かす目のストレッチや、後頭部(後頭下筋群)をマッサージし、疲労物質の排出を促しましょう。
②目の乾燥を防ぐための意識的な「まばたき」と環境調整
電子機器の使用中は、意識的にまばたきの回数を増やし、涙を目の表面に均等に行き渡らせましょう。また、空気が乾燥している場合は加湿器を使い、エアコンの風が直接目に当たらないようにすることで、ドライアイによるかすみの悪化を防ぐことができます。
③デジタル機器の使用方法と休憩ルールの徹底
パソコンやスマートフォンを使用する際は、画面と目の間の距離を40cm以上あけることが推奨されています。また、「20分作業したら20秒間、5メートル以上先を見る」という休憩ルールを徹底することで、近くに固定されていたピント調節が緩み、目の疲労をリセットすることができます。
まとめ
夕方になると目がかゆくなったり、かすんだりする症状は、あなたの目のピント調節筋が限界を迎えているサインです。その解決には、単なる目薬やストレッチという対処療法ではなく、目の頑張りを根本からやわらげるメガネというオーダーメイドの解決策が必要です。
千里堂の目の負担をやわらげるメガネ「ラクミエ®」
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