「ブルーライトの悪影響を知りたい」
「ブルーライトカットメガネの効果を知りたい」
「しない方が良いという声もあるようだけど・・・」
今回はメガネのプロである札幌千里堂メガネ琴似が、ブルーライトカットメガネの気になる疑問や不安に答えます!
✔︎本記事の内容
- ブルーライトが出す人体への悪影響
- ブルーライトカットメガネの効果まとめ
- ブルーライトカットメガネをした方がよいとされる理由
この記事は眼鏡店の専門スタッフによる監修を経て公開しております。
目次
■ブルーライトとは
ブルーライトは、人が見ることができる光の中でも特にエネルギーが強い光です。(具体的には380nm〜460nmの光)紫外線であればそのほとんどが角膜や結末で吸収されるのに対し、ブルーライトは網膜まで到達できるほど強い光になります。
スマートフォンやPCなどから出る光であることは知られていますが、LEDライトや太陽光にも含まれています。電子機器を普段使わない人でも、日常的に見ている光なんです。
強い光であるブルーライトは、人間の体にも大きな影響を及ぼします。次の項目からは目に与える影響と、目以外に与える影響について見ていきましょう。
ブルーライトが出す人体への悪影響
目への影響
ブルーライトが及ぼす目の影響の中でも以下の4つが特に多くなっています。
- 眼精疲労・・・53%
- 視力の低下・・・48%
- ドライアイ・・・43%
- 目のかすみ・・・31%
在宅ワークで長時間スマホやパソコンと向き合うようになると、これまでよりも多くのブルーライトを浴びてしまいます。その結果、目の疲れを感じたり、今まで見えていた字が見えづらくなったりと影響が出てきているようです。
目以外への影響
ブルーライトを浴び続けると、目以外にも影響が出てきます。代表的なその症状を見てみましょう。
- 頭痛・・・45%
- 肩こり・・・45%
- 倦怠感・・・32%
- めまい・・・28%
この他にも「寝つきが悪くなる」「体内時計が狂う」などの症状も出ているようです。
(出典:目の美容院「ブルーライトが及ぼす影響」に関する調査)
ブルーライトカットメガネの効果まとめ
それでは、ブルーライトカットメガネをすることでどのような効果が得られるのでしょうか。
効果① まぶしさ・ちらつきを軽減
パソコンを長時間見た後に、白昼電球を見ると「チカチカ」するような感覚になることがありますが、ブルーライトカットメガネをする事で軽減できる効果があります。
ここでは詳しく解説しませんが、ブルーライトの波長は短いため、空気中に含まれる粒子(ほこりや水分)とぶつかりやすくなっています。そのブルーライトが空気中の粒子とぶつかった時に光が散乱し、まぶしさを感じるといった仕組みです。
効果② ぼやけを軽減
波長の短いブルーライトを抑える事で「色収差」を軽減し、「ぼやけ」を少なくできる効果があり、鮮明な視界が期待できます。
効果③ 偏頭痛や肩こりが減る
「頭痛」や「肩こり」などは目の疲れが原因となって起こることが多く、ブルーライトをカットすることで、頭痛や肩こりの症状を解消できる効果があります。
効果④「眠れない」状況を防ぐ
ブルーライトを浴び続けると、「この明るさは昼だ!」と体が判断し、体内時計が狂ってしまうことがあります。
よく寝る前にスマホを見ると寝られなくなると聞きますが、その原因はブルーライトによる明るさからなんですね。
逆に言えば、ブルーライトカットを夜にかければ多くのブルーライトを弾いてくれるため体内時計が狂いにくくなります。また、目の負担を減らすこともできるため、夜間はブルーライトカットのメガネをかけるようにしましょう。
効果⑤目の疲れや頭痛を軽減することができる
ブルーライトは強い光であるため、瞳孔を縮めようとして目の筋肉を通常より多く使い、疲れ目の原因になると考えられています。
一般的には、先ほど紹介したブルーライトの明るさにより、睡眠の質が低下することによって頭痛が発生すると言われています。
そのため、ブルーライトカットメガネをかければ、目の疲れを軽減できるだけでなく、ブルーライトに起因する頭痛も抑えることができるんです。
効果⑥紫外線対策にもなる
ブルーライトカットメガネは、紫外線をカットできるものも多く存在します。
紫外線は目に大きなダメージを与えることで知られている光で、角膜に当たると炎症を起こしてしまうほど。紫外線による目の痛みや、充血に悩む人も少なくありません。また、ダメージを受け続けてしまうと白内障にも繋がってしまうので、普段から紫外線をカットすることは目のために重要なことなんです。
■ブルーライトカットメガネに効果がないと言われる2つの理由
十分な科学的根拠が無いから
最も大きな理由は、ブルーライト自体研究が発展途上である点にあります。紫外線などに比べて科学的な根拠が少なく、ブルーライトカットを制作している会社でさえも混乱している場面が数多くあります。
そのため、「必ず効果がある!」とも、「絶対に効果がない!」とも言い切れない状況にあるんです。しかしながら、先ほど紹介した体内時計に関しての根拠は揃えられつつあり、効果があると言われることが多いです。
小児のブルーライトカット眼鏡装用に対する慎重意見が提出されたから
日本眼科学会は「小児のブルーライトカット眼鏡装用に対する慎重意見」というものを発表しました。その中に、以下の文が含まれています。
小児にとって太陽光は、心身の発育に好影響を与えるもので、十分な太陽光を浴びない場合、小児の近視進行のリスクが高まる。ブルーライトカット眼鏡の装用は、ブルーライトの曝露自体よりも有害である可能性が否定できない。
以上の文は、アメリカの研究を根拠に言われたもので、あくまで「有害である可能性が否定できない」という内容のものです。
これを根拠に「ブルーライトカットは効果がない」と言い切ってしまう方もいるため注意が必要になります。
■ブルーライトカットメガネの選ぶ時は2つのことに注意する
ブルーライトカットメガネを選ぶ時は「規格」と「カット方式」の2つに注意する必要があります。
カット率を見る時は「規格」に注意する
ブルーライトカットメガネにはよく「カット率」が表示されています。これは、ブルーライトをどれくらいカットできるかというものなのですが、実はこのカット率、何を基準にするかによって大きく変わるんです。
大きくは「日本工業規格(JIS規格)」と「旧・英国規格(BS規格)」に分かれ、BS規格の方が数値が大きくなる傾向にあります。
つまり、BS規格で高いカット率を誇っていても、JIS規格ではその半分にも満たないカット率、ということもあるんです。
そのため、ブルーライトメガネを買う時は数値以上に「JIS規格」か、「BS規格」かを確認するようにしましょう。
レンズを選ぶ時は「反射式」か「吸収式」かに注意する
ブルーライトカットのレンズには大きく「反射式」と「吸収式」があります。それぞれ特徴が異なるので、一つずつ見ていきましょう。
反射式のレンズは普段使い向け
反射式のレンズは、レンズ自体に特殊なコーティングをすることでブルーライトをカットしています。レンズが透明であることが多く、自然な見え方や外観的な派手さが無いことが魅力のレンズになります。
しかしながら、反射式という名前の通りブルーライトを反射させるレンズなので、吸収式のレンズに比べるとカット率は低めになります。
吸収式のレンズはオフィスワーク向け
吸収式のレンズは、青色や薄茶色の色がついていることが多く、その名の通りブルーライトを吸収する特徴を持ったレンズです。
ブルーライトのカット率は高い反面、目に入る光の色を変えてしまうため、人によっては見え方が合わないという人もいます。また、レンズに色がついているという特性から、客先に出向くには向いていないレンズとなります。
まとめ
- ブルーライトによる悪影響は目だけでなく肩こりや頭痛などの身体にも影響を及ぼす
- ブルーライトカットメガネをすることで光のちらつき、ぼやけを軽減し、頭痛や肩こりも減る
- ブルーライトカットメガネの情報には誤ったものもあり、しない方が良いというのは疑わしく、効果は期待できる
ブルーライトカットメガネは、目の負担を軽減する選択肢の一つです。札幌千里堂メガネ琴似店では、「近くの見え方にこだわったメガネ」をご提案し、多くのお客様に喜ばれております。
近くの見え方にこだわったメガネは、2.5m以内の近距離がより見やすくなるようにつくられた特殊なレンズからできています。目の使い方・クセ・生活習慣・職業などをフィードバックして、お客様一人ひとりに合った最適なメガネを製作することが可能です。
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