
「新しく買ったばかりなのに、メガネが合っていない気がする」
「新しいメガネをかけてから、目が疲れやすくなった」
このようなときは、目に負担をかけている黄色信号です。
なぜ、新しいメガネなのに目が疲れるのか?主な原因は以下の4つです。
- 鼻あての形状が変わった
- 過矯正になっている(度が強すぎる)
- レンズに慣れていない
- 見る距離に度数が合っていない
そのなかでもとくに、「見る距離に度数が合っていない」は重要な論点です。
なぜなら、多くのメガネ店では、「遠くがよく見える=適切なメガネ」という前提でメガネをつくっているからです。
新しいメガネなのに目が疲れるという現象の背後には、さまざまな原因がありますが、そのなかでも「従来のメガネの作り方・使い方に問題がある」という点は、強調しなければなりません。

「遠くがよく見える」メガネで「近くを見る」と疲れるのは当然です。あなたの目は、近くにピント合わせるために大きな負担を強いられています。
この記事では、目の負担をやわらげるメガネ「ラクミエ®」を提案する千里堂、
新しいメガネなのに目が疲れる原因・対処法を解説するとともに、疲れないメガネをつくるにはどうすればいいのかをお伝えします。
メガネを新調したばかりなのに疲れがとれない、使っていて不快感を払拭できない方は、まずはこの記事をぜひ読んでみてください。なぜいまのメガネに納得がいかないのか、わかるはずです。

記事を読む前と読んだ後で、メガネに対する考え方が180度かわるはず!
新しいメガネなのに疲れる原因6つ
①鼻あての形状が変わった
メガネを新しいものに買い替えると、同じメーカー、同じ種類のメガネを買わない限りは、当然これまでのメガネとは違った形やデザインに変わります。
特に鼻あては顔に当たる部分なので、新しいものに変わったことでその違いにすぐに慣れることができず、違和感を覚え、人によっては疲れを感じることがあるようです。
つきつめると、フィッティングが不十分ということです。本来であれば、レンズのどの位置に目線を合わせるかを計算しなければなりません。フィッティングする者の技術が未熟だと、「メガネが疲れる」といった現象も起こりえます。

②フレームや鼻パッドが歪んで目の位置がズレている
レンズの適切な場所に、目(黒目)が正しい位置にきていないと、目が疲れやすくなります。
- 店舗でのフィッティングが失敗した
- なんらかのはずみでフレームが歪んでしまった
- 鼻パッドをいじってしまい、位置がズレた
もろもろの理由が考えられます。
メガネをかけた状態で鏡を見たときに、メガネの位置がズレていないかを確認してみてください。
③過矯正になっている(度が強すぎる)
過矯正とは、視力が矯正されすぎている状態のことです。わかりやすくいうと「遠くのものがハッキリ見えすぎている」状態です。
目は近くのものを見るときにもっとも負担がかかる構造をしていますから、過矯正のメガネをかけて近くを見ると、
【目の負担が増大さらに目が悪くなる
さらに過矯正のメガネをかける
さらに目に負担がかかる……】の悪循環に陥るのです。

メガネは「目が悪ければ度を強くすればいい」という簡単なものではありません。あなたの目の健康のためにも、度数の調整に真剣にこだわるメガネ店を選ぶことをおすすめします。
メガネを新調するときは、少なくとも国家資格「眼鏡作製技能士」が在籍しているかをチェックしましょう。
④レンズに慣れていない
レンズが変わるということは、度数が変わるということ。度数が変わるということは、あなたの目にとって「ものを見る環境が変わる」ということです。
環境に適応するまでには、多かれ少なかれタイムラグがあります。以前の度数から新しい度数に慣れるまでの期間で「目が疲れる」と感じる人も珍しくはありません。
一人ひとりのレンズづくりにこだわりをもつ千里堂では、見え方に納得がいかない方には無料でレンズ交換を行っています。

⑤目が疲れている(眼精疲労)
メガネそのものよりも、あなたの目に原因がある可能性も考えられます。
目の疲れとは、いわゆる眼精疲労のことです。
眼精疲労とは、目の使い過ぎによって、目だけでなく全身に疲れを感じ、日常生活に支障をきたす状態を指します。
パソコン、スマートフォン、タブレットなどの画面を長時間見続ける
暗すぎる場所や、光が眩しい場所での作業する
といったことが原因で、眼精疲労が起きやすくなります。
そんな状態で新しいメガネをかけると、さらに疲れを感じやすくなってしまいます。
⑥見る距離に度数が合っていない
千里堂に相談に来るお客様のなかには、「半年前に他店で新しくメガネを買ったばかりだが、目が疲れやすくてしんどい」とお困りの方がいらっしゃいます。しかも、けっこうな割合でそのような悩みを持つ方がいます。
その原因の一つには、ズバリ「見る距離に合わせた度数を設定していない」があります。
もともとメガネというのは、見る距離に応じて使い分ける道具なのです。長時間デスクワークをするなら、近くを見るときに負担にならない度数を設定する必要があります。

しかし一般的なメガネ店では、「遠くがよく見える=適切な度数」という考え方でレンズをつくっています。ライフスタイルや見る距離の考慮がほとんどされていません。これでは、ますます視力低下や体調不良に拍車をかけるだけです。
とくに遠近両用メガネを使っている方は要注意です。
新しいメガネで疲れを感じるときの対処法3つ
①見たい距離に合わせてアイポイントを変えてみる
遠近両用メガネを使っている方は、見たい距離に合わせてレンズを見る位置を変えてみてください。遠近両用メガネの構造は、以下のようになっています。

デスクワークをするときは、レンズ中央の下側にアイポイントを合わせて手元を見るように意識してください。多少なりとも楽に見えるようになるはずです(度数が適切であればですが)。
②裸眼で平気なときはメガネを外して過ごす
本来は距離に応じてメガネを使い分けるのが基本なのですが、多くの方は、メガネを1本しか所有していません。そのような場合は、できるならば、裸眼でも過ごせるときはメガネを外しておきましょう。
③目の疲れのケアを行う
目の疲れが持続したまま、新しいメガネをかけると、慣れない度数のために、さらに目が疲れやすくなります。
- 必要ないときはメガネを外す
- 目を温める
- 目薬をさす
- マッサージをする
- 眼球運動をする
こういったケアを日頃から心がけるようにしましょう。
目の疲れは、目の筋肉が凝り固まった状態なので、凝りをほぐすイメージで行ってください。
③フィッティングを再調整してもらう
多くの人が、目の疲れとメガネのズレの関係性に気づいていません。
上述したように、メガネの位置と見やすさ(快適性)はかなり関係があります。
ズレを確かめる方法は簡単です。
目(黒目)が、レンズの中央に位置していなかったら、調整がズレています。
すぐにフィッティングをやり直してもらいましょう。
④「近くを見る負担」を軽減するメガネを使う
千里堂は、視力低下や体調不良を招く「近くを見るときの負担」を軽減する「ラクミエ®」というメガネをお客様に提案しています。
「ラクミエ®」は、一人ひとりの問診にたっぷり1時間以上かける、フルカスタムのオリジナルレンズです。

「新しいメガネが疲れる」という方にこそ試していただきたいメガネです。新しいメガネを買う度数が強くなる
ますます目が疲れる
さらに視力が低下する……という負のスパイラルから脱却したい方は、ぜひ一度、ご相談ください。

LINEでの無料相談も行っております。わたくし店長の佐々木が直接お悩みにお答えします!
- フレームは無料で修理可能
- 見え方に納得いかない場合はレンズを無料交換
- 購入後1年以内は定価30%でレンズのお取替え可能
- 18歳以下の方に限り、1年以内であればレンズ・度数・フレームはすべて無料交換

疲れるメガネを使い続けるデメリット
①慢性的な頭痛や肩こりになる
目が疲れるメガネを常用すると、目の筋肉が緊張し、それに伴い、首周りにも力が入るようになり、結果的に、上半身が凝りやすくなってしまいます。
②さらに度が強くなり目の負担が増大する
目が疲れやすいメガネは、常に目の筋肉が緊張して眼球に負担をかけていることと同義です。
そんなメガネをかけ続けていると、【視力が低下さらに強い度になる
さらに目が疲れる
もっと強い度になる】という悪い循環から抜け出せなくなります。
そのような長期的な負担を目にかけ続けると、眼球の形が変わってしまうこともあります。眼球の形が変わると、当然、ピントが合う位置がズレます。結果的にさらなる視力低下を引き起こし、裸眼で過ごすことが不可能なレベルに陥ってしまうわけです。
③集中力が散漫になる
勉強やパソコン作業中に、どっと疲れを感じたり、頭が回らなくなったりすることはありませんか? 近年の研究では、思考力・集中力・判断力が、眼精疲労と深く関係しているといわれています。脳が処理する情報の約80%が視覚情報。目の疲れは、脳の疲れをも引き起こしてしまい、作業の生産性が落ちてしまうのです。
④気持ち悪くなる
ひどい場合は、酔ったような状態になり、メガネをかけるだけで酔って気持ち悪くなる方もいます。日常生活を送るのが困難になりますので、すぐに対処しましょう。
⑤最終的に若年性老眼になる
目が疲れるメガネをずっとかけ続けていると、ピント調整機能が著しく低下し、20~30代で「スマホ老眼」になってしまうこともあります。スマホ老眼とは、「若年性老眼」ともいわれ、高齢者の老眼とほとんど似た症状を引き起こします。
メガネからコンタクトに替えると疲れは消える?
たまに「メガネがつらいので、コンタクトに変更したい」と相談してくる方がいます。
しかしメガネからコンタクトに替えたからといって、目の疲れから解放されるわけではありません。
というのも、そもそも目が疲れるのは、「長時間にわたって近くの距離を見すぎている」ためです。
コンタクトレンズというのは、従来のメガネと同様、「遠くがよく見える」前提で度数を設定しています。
したがって、「遠くがよく見える」コンタクトで、パソコン、スマホ、読書、勉強をすると、やはり目が疲れてしまうのです。
疲れないメガネの選び方・使い方
以下は、千里堂が実践しているメガネづくりをベースに、目の負担をやわらげるメガネを選ぶ方法・使い方をお伝えします。
①まずは「どの距離を見るためのメガネか」を決める
メガネというのは、シチュエーションによって使い分ける“道具”です。たとえば、あなたが仕事でいちばん「目を使う距離」。これを知ることが、快適なメガネづくりの一歩です。
ですから千里堂では、その人が過ごす場所、職業、仕事で使うツール、家での過ごし方などを徹底的に問診します。
②「良く見える」ではなく「快適にものを見れる」度数を設定する
「どの距離を見るためのメガネか」がわかれば、快適にものを見れる度数を設定することができます。
言い換えれば、「その距離を見続けたときの目の疲れをやわらげる度数」ということです。
③使わないときはメガネをはずす
千里堂では、使わないときはメガネを外すことを推奨しています。たとえば、パソコン作業を前提としたメガネなら、席を立つときや外出時は、メガネを外してもかまいません。
パソコン作業の距離に特化したメガネですから、2.5メートル以上の距離は見えにくくなっています。運転のときなどは危険ですので、メガネを使い分けるように心がけましょう。
まとめ
千里堂が目指すのは、メガネがいらなくなる生活。メガネ販売を目的としていません。提供しているのは、「目の健康」です。そこが他のメガネ店とちょっと違うところです。
メガネはあくまでも、裸眼の視力を守るための道具。千里堂ではこの考え方を徹底しています。裸眼でも健やかに日常生活を送れるように、お客様一人ひとりに1時間以上かけて問診を行い、オリジナルレンズを作製しています。

どの距離をよく見るのか、どんなツールを使っているのか、どんな仕事をしているのか……。「目を使うシチュエーション」を徹底的にヒアリングしなければ、いいメガネを作ることができません。だから千里堂では、一人のお客様の問診に、1~2時間かけています。
「新しいメガネで目が疲れる」とお悩みの方は、ぜひ一度、千里堂の視力測定をお試しください。