メガネのレンズには多くの種類があります。単に「遠くが見える」だけでなく、様々な場面や用途に応じた機能を持つレンズを知っておくと、これから先のメガネ作りの参考にしていただけます。
今回は、札幌市西区にある千里堂メガネ琴似店がメガネレンズ全8種類の特徴や機能、それぞれに適した場面や、レンズ選びのポイントを解説します。
目次
単焦点レンズ
単焦点レンズは多くの人が使用している一般的なレンズです。
近視や遠視、乱視などの眼を補正する機能を持ち、焦点を合わせる箇所は1つ。「遠視用の単焦点レンズ」は遠くの景色や映画のスクリーンなど遠くをよく見たいときに、「近視用の単焦点レンズ」はデスクワークや読書など近くをよく見たいときに、それぞれ適しています。
単焦点レンズを「特定の距離に特化したレンズ」と覚えておくとわかりやすいですね。
多焦点レンズ(累進レンズ)
単焦点レンズと違い、1枚のレンズで度数が変化し、遠くから近くまで複数の焦点を合わせることができるのが多焦点レンズです。
多焦点レンズは、境目がなく徐々に度数が変わるため「累進レンズ」とも呼ばれます。
多焦点レンズは、どれほど遠くの距離に焦点を合わせるようにするかで設計が違い、主に遠近両用レンズ・中近レンズ・近々レンズの3種類に分けることができます。
①遠近両用レンズ
遠くから近くの手元まで見えるのが、遠近両用レンズです。一挙両得のイメージがあるため、すでにお使いになっている方もいらっしゃるのではないでしょうか。
しかし遠近両用レンズの構造上、必ずしも「すべてよく見える」というわけではありません。レンズ上部が「遠くがよく見える」、レンズ下部が「近くがよく見える」構造となっており、レンズの周辺が歪みやすい傾向にあります。
遠近両用レンズの弱点やデメリットを理解したうえで、上手に使い分けるようにしましょう。遠近両用メガネを使っていて頭痛やめまいがする場合は、単純に度が合わなくなったか、あるいは、遠くがよく見える部分で近くを見ている可能性があります。
②中近レンズ
中近レンズは室内用レンズとして使用されることが多いです。
遠近両用に比べて遠くははっきり見えませんが、手元から2〜5m先までよく見えます。料理をしたりテレビを見るなど、家で過ごす分にはちょうどいい度数になるように設計されています。
③近々レンズ
近々レンズは、中近レンズよりも近い距離をよく見えるレンズで、手元から約1m先までよく見えるように設計されています。
広い範囲で近くを見ることができ、デスクワークなど手元の作業を長時間行うのに適した見え方になります。ただし遠くを見ることができないので、外出時に使用するのには適していません。
近々レンズを使用したドライブは非常に危険なので着用しないでください。
二重焦点レンズ(バイフォーカルレンズ)
二重焦点レンズは遠距離と近距離がはっきり見えるレンズで、バイフォーカルレンズとも呼ばれます。
遠距離の度数が全体を大きく占め、下部に小窓のように近距離用の度数がついている構造で、境目がはっきりと目立つのが特徴的です。
ゴルフなどのスポーツや、歯科医などの手元で精巧な作業が求められる作業で使用されます。
トライフォーカルレンズ
トライフォーカルレンズは、“トライ(Tri)”という名が示す通り、遠距離、中距離、近距離に合わせた3つの度数が入っているレンズです。
二重焦点レンズと同じように境目がはっきりと目立ちます。実際に使用される場面は少なく、パイロットのように上から下まで常に視界全体がはっきり見える必要があるような特殊な作業で使用されることが多いです。
調光レンズ
調光レンズは、紫外線に反応してレンズの色の濃さが変化するレンズです。
基本的には太陽光が強い屋外ではサングラスのように濃くなり、太陽光が弱まる室内ではメガネのように色が薄くなるので、メガネからサングラスに掛け替える必要がない便利さがあります。
一方で、まぶしい場所でも紫外線が少なければレンズの色が変化しないというデメリットがあります。
偏光レンズ
偏光レンズは、水面や雪道による光の乱反射をカットして見えやすい視界を作る効果を持つレンズです。
釣りをする時に水の中をよく見せたり、車を運転する時は路面反射の光による目への負担を軽減します。
千里堂の網走本店は、道内でも数少ないTALEX(タレックス)認定店です。お求めの際はぜひお問い合わせください!
ただし偏光レンズは、室内使用ではあまり向いていません。また、スマホなどの液晶画面が見えにくいというデメリットがあります。
自分に合うメガネレンズの選び方
今回紹介したように、メガネにつけるレンズには多様な種類があります。これは、単にメガネを使うと言ってもシーンによって「距離に応じた必要な見え方」が変わってくることを示しています。
通常のメガネ店では、悪くなった視力を1.0に近づける遠くが見える単焦点レンズか、もしくは遠近両用のメガネを提供することが多いですが、本来は目の使い方によってメガネを使い分けることが理想的だと言えるでしょう。
メガネを使い分けることは眼の負担を軽くし、眼の健康寿命を伸ばすことにつながります。
もし普段使用しているメガネで困りごとがあったり目が疲れやすく感じるような場合は、自分の眼の使い方に合ったレンズのメガネを作ってみてもいいかもしれません。
千里堂は目の負担をやわらげるメガネをご提案いたします。
●コンセプトは「メガネがいらなくなるメガネ」
メガネ専門店ですが、メガネを販売することをモットーにしていません。お客様の視力改善を第一に考え、メガネをかけなくても良くなるようなメガネ作りをしております。
●「近くの見え方」にこだわることで目の負担をやわらげる
千里堂は日常生活で最も使う「近くの見え方」にこだわり、お客様の目の負担を可能な限り減らすメガネ作りをしております。デスクワークで目を酷使する方に大変喜ばれており、おかげさまで現在では、メガネをお使いいただいた社長様から「会社の福利厚生として社員専用メガネを導入したい」とお問い合わせがくることもあります。
●完全予約制で一人ひとりに合ったメガネを作っている
千里堂琴似店は完全予約制でお客様を一人ひとりご案内しております。メガネは人によっては毎日使うものです。決して安い買い物ではないのでプロのスタッフが寄り添いながら、お客様自身が納得できるものをお作り致します。
「まずは話を聞いてみたい」「予算はどれくらい用意すればいいの?」と思ったら、お気軽にお問い合わせください。
さいごに
わたしたちが目指すのは、「メガネのいらない生活」。千里堂はメガネを売っているのではなく、目の負担をやわらげるメガネを通じて健康な目の生活を提案するのがサービスの本質です。
「デスクワークで視力がガクッと落ちた」「目がしょぼしょぼする」「肩こりや頭痛が慢性的になった」という方は、ぜひ一度、千里堂のメガネを試してほしいと思います。
しばしば「いままでメガネなんてどこでつくっても同じだと思っていたが、千里堂で考えが変わった」とうれしいお声をいただくことがあります。千里堂のメガネは、きっとあなたにとっても、特別な体験になるはずです。
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