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「自分はコンタクトとメガネ、どちらを選ぶべきだろうか」
「合理的な理由を明確にして、選択したい」
「本当はメガネをかけたくないが、コンタクトも怖くて……」
このような疑問や悩みを持つ方にむけて、コンタクトとメガネの特徴・メリット・デメリットを比較します。あなたが検討するうえで参考になれば幸いです。
わたしたち千里堂は、目の負担をやわらげるメガネをオーダーメイドするメガネ店です。
「コンタクトとメガネはどっちがいいのか?」というテーマについて共通して言えるのは、
目は近くを見るときに最も負担がかかるので、コンタクトであろうとメガネであろうと、デスクワークする人は、度数に要注意ということです。
目次
メガネとコンタクトレンズのどちらを選ぶべきか
メガネとコンタクトレンズ、どちらを選ぶべきか迷いますよね。それぞれにメリット・デメリットがあり、ライフスタイルや好みに合わせて選ぶことが大切です。
メガネのメリット
【お手入れが簡単】
専用のメガネ拭きで拭くだけで、簡単に清潔に保てます。コンタクトレンズのように、洗浄液を使ったり、こすり洗いをする必要がありません。
【取り扱いが簡単】
初めての方でも、簡単に取り扱えます。コンタクトレンズのように、小さなレンズを扱う手間がありません。
【コストパフォーマンス】
初期費用はかかりますが、長期間使用でき、交換の頻度も少ないため、長期的に見るとコストパフォーマンスが高い場合があります。
【視界の変化が少ない】
コンタクトレンズは、目に直接触れるため、異物感を感じたり、乾燥しやすかったりすることがあります。メガネは、目に直接触れないため、これらの不快感が少ない場合があります。
【ファッションアイテムとしても楽しめる】
様々なデザインのフレームがあり、ファッションアイテムとしても楽しめます。自分の顔の形やスタイルに合わせて、メガネを選ぶことができます。
【夜間運転にも適している】
コンタクトレンズは、乾燥しやすく、夜間運転時に視界がぼやけることがあります。メガネは、乾燥しにくく、安定した視界を確保できます。
【距離に応じて使い分けられる】
コンタクトレンズは基本的に「遠くがよく見える」前提で度数が調整されていますが、メガネならば「距離に応じて目が疲れにくい度数」にカスタマイズできます。
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とくに千里堂は、目がもっとも疲れやすい「近く」(2.5メートル以内)にこだわってメガネをカスタマイズしています。
メガネがおすすめの人
- メガネを選ぶべき人
- コンタクトレンズのケアが面倒な方
- スポーツをする方
- 夜間運転をする方
- ファッションを楽しみたい方
- コンタクトレンズが合わない方
コンタクトレンズのメリット
【自然な視界】
メガネのようにフレームがないため、視界が広く、裸眼に近い自然な視界が得られます。
【スポーツに最適】
メガネのようにズレたり曇ったりする心配がないため、スポーツをする際に快適です。
【見た目が自然】
メガネのように顔の印象が大きく変わることもなく、自然な自分を見せられます。
【ファッションの邪魔にならない】
メガネのように、ファッションに制限を受けることが少なく、様々なスタイルを楽しむことができます。
【曇らない】
メガネのように、寒い場所や温かい場所での温度差でレンズが曇る心配がありません。
コンタクトレンズがおすすめの人
- スポーツをよくする方
- ファッションにこだわりたい方
- メガネが曇るのが気になる方
- 自然な視界を求める方
- 左右の度数差が大きい方
自分に合うメガネの選び方
①顔の形に合わせたメガネ選び
顔の形によって似合うメガネは異なります。
- 卵型: どんな形のフレームも似合いやすい万能型。
- 丸顔: 少し角度のあるスクエア型や、縦長のフレームで顔をシャープに見せる。
- 面長: 丸みのあるフレームや、横幅のあるフレームで顔を短く見せる。
- 逆三角形: フレームの上部が広いものがバランスが良い。
- 四角形: 丸みのあるフレームで柔らかな印象に。
②パーソナルカラーを考慮する
- 春: パステルカラーや暖色系が似合う。
- 夏: 青みがかった寒色系が似合う。
- 秋: 深みのあるアースカラーが似合う。
- 冬: クリアな色やモノトーンが似合う。
③ライフスタイルに合わせた素材を選ぶ
- メタルフレーム: 軽量で丈夫、ビジネスシーンにも◎
- プラスチックフレーム: デザインが豊富で、カジュアルな印象
- チタンフレーム: 軽量でアレルギーを起こしにくい
④レンズの選び方
- 薄型レンズ: 度が強い方におすすめ。
- 非球面レンズ: 周辺の歪みが少なく、自然な視界
- ブルーライトカットレンズ: パソコンやスマホをよく使う方に
⑥ファッションとのコーディネート
- 服装に合わせて選ぶ: カジュアルな服装にはプラスチックフレーム、スーツにはメタルフレームなど、服装に合わせて選ぶと統一感が生まれる。
- 髪型とのバランス: 髪の長さやスタイルに合わせて、フレームの大きさを調整する。
⑦プロのアドバイスを聞く
眼鏡店の専門スタッフが、顔の形やライフスタイルに合わせて最適なメガネを提案してくれる。購入後も、定期的にフィッティングしてもらうことで、より快適にメガネをかけることができる。
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くれぐれも度が合わないメガネを選ばないようにしましょう。眼精疲労・視力低下・肩こり。頭痛といったデメリットがあります。
自分にあったコンタクトレンズの選び方
コンタクトレンズ選びは、快適な視生活を送るためにとても大切です。自分にぴったりのコンタクトレンズを選ぶためには、いくつかのポイントがあります。
抑えるべきポイント
【眼科医の診察を受ける】
必ず眼科医に相談し、眼の状態を診てもらいましょう。眼科医は、あなたの目の度数や形状、生活習慣などを考慮し、最適なレンズを提案してくれます。
【レンズの種類を選ぶ】
コンタクトレンズには、ハードレンズ、ソフトレンズ、使い捨てレンズなど、様々な種類があります。それぞれ特徴が異なるため、眼科医と相談して、自分に合ったレンズを選びましょう。
【素材を選ぶ】
コンタクトレンズの素材は、酸素透過性や水分含有率などが異なります。これらの要素が、目の乾燥感や異物感に影響します。
【度数を選ぶ】
正しい度数のレンズを選ぶことで、クリアな視界が得られます。
【ベースカーブを選ぶ】
ベースカーブは、レンズの曲率のことです。目の形状に合ったベースカーブを選ぶことが大切です。
コンタクトレンズの種類
【ハードレンズ】
視力矯正効果が高く、長持ちしますが、慣れるまで時間がかかる場合があります。
【ソフトレンズ】
つけ心地が良く、初めての方でも比較的扱いやすいです。
【使い捨てレンズ】
1日使い捨て、2週間使い捨て、1ヶ月使い捨てなどがあります。衛生的で、ケアが簡単です。
選ぶ際の注意点
- 乾燥しやすい方は、高含水率のレンズや、酸素透過性の高いレンズを選ぶと良いでしょう。
- レンズ素材やケア用品のアレルギーがある場合は、注意が必要です。
- スポーツをする方や、長時間パソコン作業をする方など、ライフスタイルに合わせてレンズを選びましょう。
【注意】コンタクトレンズがデスクワークに向いていない理由
以上みてきたように、コンタクトレンズとメガネの比較でした。
基本的には、用途や目的、ライフスタイルに合わせて使い分けるのがベターな選択だと思います。「どちらかが正解」というわけではありません。
ただしここで注意が必要なのが、コンタクトレンズをデスクワークのような近い距離(2.5メートル以内)で使うと、目が疲れやすくなるという点です。
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なぜなら、コンタクトレンズは基本的に、遠くが良く見える前提で度数を調整するからです。
「遠くがよく見える前提で度数を調整する」は、実は一般のメガネでも同じことが言えます。
メガネとコンタクトレンズの併用について
メガネとコンタクトレンズを併用する方は、意外と多いものです。それぞれにメリットがあり、状況に合わせて使い分けることで、より快適な視生活を送ることができます。
併用するメリット
【目への負担軽減】
コンタクトレンズは長時間装用すると目が疲れることがあります。メガネと併用することで、目を休ませることができ、眼精疲労を軽減できます。
【TPOに合わせた使い分け】
例えば、仕事中はメガネ、プライベートではコンタクトレンズといったように、TPOに合わせて使い分けることで、より快適に過ごすことができます。
【コンタクトレンズのトラブル時の備え】
コンタクトレンズが外れたり、汚れが付着したりした場合に、メガネを携帯していれば安心です。
併用する際の注意点
【度数】
コンタクトレンズとメガネの度数は、厳密には異なる場合があります。そのため、両方を併用する際は、それぞれの度数を把握しておくことが大切です。
【フィッティング】
メガネのフィッティングが合っていないと、頭痛や肩こりの原因になることがあります。定期的にフィッティング調整を行うようにしましょう。
【ケア】
コンタクトレンズは、正しいケアを行わないと、眼感染症などのリスクが高まります。
併用の仕方
【状況に合わせて使い分ける】
仕事中はメガネ、プライベートではコンタクトレンズといったように、TPOに合わせて使い分けると良いでしょう。
【コンタクトレンズのトラブルに備える】
コンタクトレンズが外れたり、汚れが付着したりした場合に備え、メガネを携帯しておきましょう。
【定期的な眼科検診】
コンタクトレンズとメガネを併用している場合は、定期的に眼科検診を受けることが大切です。
併用におすすめの人
- コンタクトレンズを長時間装用する人
- スポーツをする人
- 目が疲れやすい人
- コンタクトレンズのトラブルが心配な人
千里堂は「見る距離に応じた度数」をつくるために問診に1時間以上かけています
「適切な度数」とは?それは「見る距離に応じた度数」のことです。
では、見る距離に応じた度数をどうやってつくるのか?
ここからは、メガネ店によって考え方が分かれるところです。というのも、問診のやり方・視力測定の技術・レンズ作製の技術は、店舗によって違いがあるからです。
「あなたは、どの距離が良く見えるようになりたいですか?」
千里堂のメガネづくりは、まずその話からスタートします。
しかも徹底的に、その人のライフスタイルにフォーカスして、どの距離で目を使うことが多いのかを分析します。
ヒアリングには90~120分かけています。常識外れかもしれませんが、それくらい時間と手間をかけなければ、その人に合うメガネはつくれないと信じています。
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